【武蔵小杉の小児科】手足口病は減少傾向へ。お盆前に知っておきたい夏のRS・インフル対策|もりのこ感染症だより(8/3-8/8) - 武蔵小杉駅の小児科 - 武蔵小杉森のこどもクリニック小児科・皮膚科のブログ

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【武蔵小杉の小児科】手足口病は減少傾向へ。お盆前に知っておきたい夏のRS・インフル対策|もりのこ感染症だより(8/3-8/8)

武蔵小杉周辺の皆様、こんにちは。
「武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科」感染症担当です。

連日厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。来週からお盆休みを迎え、帰省やレジャーをご予定のご家庭も多いかと思います。
連休中は「急にお熱が出たらどうしよう…」とご不安に思われるかもしれませんが、当院は来週のお盆期間中も通常通り診療(※山の日を除く)しておりますので、どうぞご安心ください。

今週(8/3〜8/8)の当院の診断データに基づいた地域の感染症動向をまとめた「もりのこ感染症だより(IDWR)」をお届けします。
※IDWR=Infectious Diseae Weekly Report

7月に大流行した手足口病はようやく減少の兆しが見えてきましたが、一方で「ゼーゼー」と苦しそうな咳を伴う呼吸器感染症や、夏のインフルエンザが散発しています。
暑さでお子さんの体力や免疫力が低下しやすい時期です。お盆休みを安心して過ごすためのホームケアのヒントとして、ぜひご活用ください。

<忙しい方のためのまとめ>

  • 手足口病は減少傾向へ
    ピークは越えつつありますが、口の痛みによる「脱水症」には引き続きご注意ください。
  • 夏のRSウイルス・インフルA型に注意
    「ゼーゼー」と苦しそうな咳や長引く高熱が見られたら、早めの受診をご検討ください。
  • お盆期間中も通常診療(※山の日を除く)
    連休中の急な発熱や体調不良も、安心してご受診ください。

今週の感染症ハイライト
(8/3-8/8 当院の診断数)

今週の主な感染症の診断数は以下の通りです。

  • 手足口病 / ヘルパンギーナ:45件 🟢(先週81件。大幅な減少傾向です)

  • 急性胃腸炎(嘔吐下痢):18件 🟡(散発しています)

  • RSウイルス感染症:4件 ⚠️(ゼーゼーする咳にご注意ください)

  • インフルエンザA型:3件 ⚠️(夏でも陽性者が確認されています)

  • ヒトメタニューモウイルス(hMPV):2件 🔵(落ち着いています)

  • 溶連菌感染症:1件 🔵

  • アデノウイルス:1件 🔵

  • 水痘(水ぼうそう):1件 🔵

※新型コロナウイルス(COVID-19)、インフルエンザB型、マイコプラズマ、百日咳、おたふくかぜは今週は0件でした。

院長からのアドバイス
夏の呼吸器感染症とお盆前のホームケア

今週のデータから、特に注意していただきたい3つのポイントを解説します。

1. 手足口病は峠を越えつつありますが「脱水対策」は継続を

当院での診断数は、先週の81件から45件へとほぼ半減しました。国立感染症研究所のデータを見ても、急峻なピークから減少へ転じる傾向が見られます。 しかし、45件というのは依然として注意が必要な水準です。口の中の水疱が痛んで水分がとれず、脱水症を引き起こすケースがあります。8月いっぱいは油断せず、経口補水液(OS-1など)を「少量ずつ・頻回に」与えるホームケアを続けてあげてください。

2. 夏の「ゼーゼー咳」にご用心(RSウイルス・hMPV)

今週は、RSウイルスやヒトメタニューモウイルスといった呼吸器ウイルスが計6件確認されました。近年、RSウイルスは夏場(6〜8月頃)に流行する傾向が強まっています。 特効薬はないため、お薬で症状を和らげる対症療法と水分補給が基本となります。お子さんの呼吸が早い、小鼻がピクピク動いている、呼吸のたびに胸がペコペコ凹む(陥没呼吸)といったサインがあれば、お盆休みであってもお早めに受診をご検討ください。

3. 季節外れの「インフルエンザA型」も確認

冬のイメージが強いインフルエンザですが、今週はA型が3名確認されました。夏休みに入り、人の移動が活発になることでウイルスが広がりやすい環境になっています。「夏だからインフルエンザではないはず」と自己判断せず、38.5度以上の高熱が続き、全身のだるさなどを訴える場合はご相談ください。

「武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科」の感染症週報「もりのこIDWR」(2026年8月3日〜8月8日、お盆休み前のホームケア)のアイキャッチ画像。武蔵小杉のビル群と車で帰省する家族を背景に、白衣とマスク姿のクマの医師(名札:くま先生)と、リスの看護師(名札:こなえさん)が並んでいます。右側のパネルには上から順に、緑色の下向き矢印で「手足口病・ヘルパン:45件(大幅減少中!)」と手足の発疹・爪甲脱落のイラスト、赤枠で「夏の呼吸器(RS・hMPV):計6件(増加傾向!)」と陥没呼吸に警戒する咳のイラスト、赤枠で「季節外れのインフルエンザA型(3件)」と高熱で氷嚢を乗せた子どものイラスト、「急性胃腸炎:18件(散発中!)」と手洗い徹底を呼びかけるテキストが記載されています。

💡 【Q&A】夏の咳と、帰省時のホームケア編

Q1. RSウイルスとヒトメタニューモウイルス(hMPV)はどう違うのですか?

A. 症状は似ていますが、かかりやすい年齢層が少し異なります。
どちらも鼻水から始まり、数日後にひどい咳や「ゼーゼー」という喘鳴(ぜんめい)を引き起こすウイルスです。一般的に、RSウイルスは「1歳未満の乳児」が感染すると重症化しやすいのに対し、ヒトメタニューモウイルスは「1〜3歳頃の幼児」でも高熱が長引きやすいという特徴があります。どちらもホームケアの鉄則は「呼吸状態の確認」と「こまめな水分補給」です。

Q2. お盆休みに帰省します。手足口病の予防で気をつけることは?

A. こまめな「流水と石鹸での手洗い」と、タオルの共有を避けることが重要です。
手足口病のウイルスは、症状が消えた後も便の中に2〜4週間ほど排出されます。また、アルコール消毒が効きにくいという特徴があります。帰省先では、オムツ替えの後や食事の前に、必ず流水と石鹸で手を洗いましょう。また、大人が感染すると重症化しやすい傾向があるため、お子さんの食べ残しをシェアすることは避けてください。

Q3. 夏休みに免疫力を落とさないための秘訣はありますか?

A. 「睡眠リズムのキープ」と「冷たい物のとりすぎ注意」です。
睡眠不足は感染症にかかるリスクを高めると言われています。お休み中もなるべく「寝る時間」と「起きる時間」を一定に保ちましょう。また、冷たい飲み物やアイスのとりすぎは胃腸の働きを低下させます。今週も胃腸炎が18件と多発していますので、温かい食事も取り入れ、腸内環境を整えることがウイルスに負けない体づくりに繋がります。

ご家族の皆様へ

私たち「森のこどもクリニック」は、皆様の育児の伴走者でありたいと願っています。
前述の通り、当院は来週のお盆期間中も、山の日(祝日)を除きカレンダー通り開院しております

「お休みに入ったけれど、水分が足りているか心配」「帰省前に念のため診てもらいたい」など、どんな些細なことでも構いません。迷った時は、いつでも私たちにご相談ください。

ご家族の皆様が、健やかで楽しい夏の思い出をつくれますよう、スタッフ一同心より応援しております!

 

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武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科の外観写真の画像
当院の外観写真

 

 

院長 大熊 喜彰 (おおくま よしあき)
記事監修
院長 大熊 喜彰
(おおくま よしあき)

日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務

医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)

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