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武蔵小杉周辺にお住まいの皆様、こんにちは。
「武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科」院長のくま先生(小児科専門医)です。
9月に入り、新学期が本格的に始まりました。
こどもたちが学校や園に戻り、活気が出るのは嬉しい反面、集団生活でのウイルス伝播が気になるところです。
今週(9/7-12)の当院の定点観測データ「もりのこIDWR」をお届けします。
※IDWR:Infectious Disease Weekly Report
<忙しい方のためのまとめ>
インフルエンザA型が急増中(前週比2倍)
新学期の始まりに伴い、集団感染のリスクが高まっています。高熱や強いだるさがある場合は発熱した日の翌日にご相談いただくのをお勧めします。
※ぐったりしている、けいれんなど重篤な状態な場合はすぐ受診して下さい。
インフルワクチンのご予約開始(フルミスト先行接種あり)
現在の流行開始を受け、鼻スプレー型「フルミスト」は9/26(土)から先行接種を開始します。なお、今インフルエンザにかかった方も、冬の別株・別型に備えた秋のワクチン接種が推奨されます。
RSウイルスも増加傾向(乳幼児の長引く咳に注意)
インフルエンザの影でじわじわと増加しています。0歳児の咳やゼコゼコには特に注意が必要です。ご家族皆様で感染対策(手洗い、マスク、換気など)を徹底してください。
■ 受診のご予約・ご相談はこちらから
「小児科一般外来の当日順番予約」はこちらから
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「インフルエンザ注射ワクチン」はこちらから
「インフルエンザ鼻スプレーワクチン(フルミスト)」はこちらから
皮膚科・小児皮膚科の日時指定予約はこちらから
専門外来(アレルギー・心臓・低身長・夜尿症・思春期早発・あかちゃんの頭の形・こどもの頭痛など)のご予約はお電話(044-739-0888)で
| 感染症名 | 診断数 | 状況(専門医の視点) |
| インフルエンザA型 | 30名 | 🔴🔴🔴 前週比2倍。急激な増加傾向 |
| 急性胃腸炎 | 21名 | ⚠️ 引き続き多い。前週と横ばい |
| RSウイルス感染症 | 9名 | ⚠️ じわじわと増加傾向 |
| COVID-19(新型コロナ) | 6名 | 散発的に発生中 |
| 溶連菌感染症 | 2名 | 散発的 |
| 水痘(水ぼうそう) | 2名 | 散発的 |
| ヒトメタニューモウイルス | 1名 | 散発的 |
| おたふくかぜ | 1名 | 散発的 |
| アデノウイルス感染症 | 0名 | 今週は診断なし |
| マイコプラズマ感染症 | 0名 | 今週は診断なし |
| 百日咳 | 0名 | 今週は診断なし |
前週(8/31-9/5)のインフルエンザA型診断数は15名でしたが、今週はその2倍となる30名へ急増しました。
これは、新学期が始まり、教室や園庭でこどもたちが密に接する機会が増えたことによる影響が、数値として現れてきている可能性がありあります。感染症学的に、こどもはインフルエンザの「Super Spreader(強力な伝播者)」となりやすく、そこからご家族へ感染が広がるケースも診察室で多く見受けられます。
「夏なのにインフルエンザ?」と思われるかもしれませんが、国立感染症研究所(NIID)のデータを含めた複数の資料によると、日本国内で季節性が崩れ、夏に流行することは近年珍しくありません。「ただの夏風邪」と自己判断せず、高熱や強いだるさがある場合は、お気軽に当院へご相談ください。
【重要】インフルエンザワクチンの予約受付を開始しています
当院では、9月1日(火)より今シーズンのインフルエンザワクチンの予約受付を開始しております。 一般接種は10月1日から開始ですが、この異例の流行状況を受け、鼻スプレーワクチン「フルミスト」は、9月26日(土)から先行接種を開始いたします。早期の免疫獲得が推奨される状況ですので、お早めのご予約をお勧めいたします。
RSウイルス感染症(9名)が、インフルエンザの影に隠れて、じわじわと増加しています。
RSウイルスは、乳幼児の細気管支炎や肺炎のリスクがあり、重篤な呼吸障害や無呼吸を引き起こすこともあります。0歳児の咳やゼコゼコをみたらご相談ください。
RSウイルスは飛沫感染と、特に接触感染が主体です。アルコール消毒も効果はありますが、胃腸炎対策も兼ねて、帰宅後や食事前の「石鹸と流水での手洗い」をご家族皆様で徹底してください。

今週、診察室で親御さんから多く寄せられた質問にお答えします。
Q. 「流行しているインフルエンザAにかかってしまったけど、秋のインフルエンザの予防接種はどうしたらよいですか?」
A. はい、接種をお勧めします。
「かかったから免疫ができたんじゃない?」と思うかもしれませんが、インフルエンザはそう単純ではありません。理由は大きく3つあります。
まず、同じ「A型」であっても、インフルエンザウイルスは変異が激しい、という点です。今かかったウイルス株と、冬に流行するウイルス株が違う可能性があるため、今かかったからといって、冬のA型への免疫が十分とはいえないということです。
次に、インフルエンザはA型だけではありません。冬から春先にはB型も流行します。今かかったのがA型なら、B型への免疫はほぼないので、B型にかかるリスクはあるわけです。
そして、ワクチンは、そのシーズンの流行が予測されるA型2株、B型1株の計3株を含んでいる、ということです。罹患後はその特定の1株に対する免疫は得られますが、他の株への免疫は不十分です。
「かかった後だから、冬はワクチン打たなくていいや」とは考えず、回復して体調が整ったら、予定通りワクチンを打つのが、感染予防策として非常に重要です。
Q. 今かかったインフルエンザがA型かB型かで、その後のワクチン接種の必要性は変わりますか?
A. いいえ、変わりません。
上記で説明した通り、どちらの型にかかったとしても、他の型や株への免疫は十分ではありません。罹患した型や株、季節性に関わらず、流行期に備えて、予定通りワクチンを打つのがエビデンスに基づいた感染予防策として推奨されています。
新学期は、こどもたちにとって楽しみが多い反面、心身ともに疲れが出やすい時期です。
夏の暑さが残る中での学校生活は、免疫力の低下を招きやすいため、今週末はなるべく無理な外出を避け、ご自宅でゆっくりと過ごす時間を作るのもよいと思います。
私たち「武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科」は、小児科専門医・皮膚科専門医の知見に基づき、丁寧な説明と皆様に寄り添った診療を心がけています。体調不良や看病でご不安な際は、いつでも私たちを頼ってください。
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当院の外観写真
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)
© Morino Kodomo Clinic
