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武蔵小杉周辺にお住まいの皆様、こんにちは。
「武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科」院長のくま先生(小児科専門医)です。
朝晩はようやく涼しい風が感じられるようになってきましたが、日中との寒暖差から体調を崩しやすい時期に入りました。近隣の小学校や幼稚園・保育園でも、インフルエンザによる学級閉鎖や欠席がちらほらと出始めています。
保護者の皆様におかれましては、日々のニュースや園・学校からの連絡に不安を感じられることも多いかと思います。そこで当院では、地域の最新の感染状況をいち早く正確にお伝えするため、今週(9/14-19)の定点観測データ「もりのこIDWR」をお届けします。
※IDWR:Infectious Disease Weekly Report(感染症発生動向調査週報)
<忙しい方のためのまとめ>
インフルエンザA型が前週から倍増し、地域で溶連菌やマイコプラズマも増加傾向です。
正確なインフルエンザ検査のため、慌てず「発熱した日の翌日」の受診をおすすめします。
すでにA型にかかった方も、他のウイルス株を予防するため、体調回復後のワクチン接種をお勧めします。
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| 感染症名 | 今週の診断数 | 前週からの推移 | 前週の数 |
| インフルエンザA | 63 | ⇧⇧⇧ | 30 |
| インフルエンザB | 0 | – | 0 |
| COVID-19(コロナ) | 2 | ⇩ | 6 |
| 胃腸炎 | 22 | ⇨ | 21 |
| RSウイルス | 7 | ⇨ | 9 |
| ヒトメタニューモウイルス | 1 | ⇨ | 1 |
| アデノウイルス | 1 | ⇧ | 0 |
| 溶連菌感染症 | 9 | ⇧ | 2 |
| 水痘(水ぼうそう) | 2 | ⇨ | 2 |
| おたふくかぜ | 1 | ⇨ | 1 |
| はしか | 0 | – | 0 |
| マイコプラズマ | 2 | ⇧ | 0 |
| 百日咳 | 0 | – | 0 |
先週の30名から63名へと倍増しました。近隣の学校などでも「学級閉鎖になっています」というお声を頻繁に耳にするようになっています。
とはいえ、街全体で制御不能な大流行になっているわけではありません。一部の学校や特定のクラスの中で、局地的にまとまって発生している印象です。過度に恐れる必要はありませんので、まずは手洗い・うがい・場面に応じたマスクの着用といった基本対策を徹底し、よく食べ・よく眠り、基礎免疫力を落とさないことが最大の予防策となります。
前週の2名から9名へと急な増加を見せました。溶連菌は「のど」に感染して強い痛みを引き起こす細菌です。発熱に加えて、体や手足に細かい赤い発疹(ブツブツ)が出たり、舌がイチゴのように赤くツブツブになる(イチゴ舌)などの特徴があります。この病気は、症状が治まっても合併症を防ぐために処方された抗菌薬(抗生物質)を最後までしっかり飲みきることが極めて重要です。自己判断でお薬を中断しないようご注意ください。
今週は新たに2名の診断がありました。例年、秋ごろから冬に増えてきますが、熱と共に「ケンケン」「ゲホゲホ」としつこい咳が出るのが特徴です。比較的年齢が高いお子様(小学校中学年以上)に多く見られ、熱が下がった後も咳だけが長引くケースが少なくありません。夜間に咳き込んで眠れず、体力が奪われてしまう場合は我慢させず、早めにご相談ください。

A. 発熱から「12時間以上」経ってからの受診をおすすめしています。「発熱したら翌日受診!」が覚えやすいですね!
熱が出てすぐ(数時間以内)の段階ですと、体内のウイルス量がまだ少なく、実際にはインフルエンザに感染していても検査結果が「陰性」と出てしまう(偽陰性)ことがあります。
熱が出たばかりでも、お子さんがスヤスヤと眠れていて水分も取れているようであれば、慌てて夜間救急などに走らなくても大丈夫です。まずはお家でゆっくり休ませてあげて、翌日に当院へご受診いただくと、より正確な診断が可能になります。
当院では患者さんの苦痛を考え、従来の鼻奥に突っ込む綿棒検査ではなく、鼻の手前を「コチョコチョする」だけのインフル・コロナ同時検出検査をご用意しています。
当院Blog「【2026年最新版】もう泣かせない!当院の「より痛くない」インフルエンザ・コロナ同時検査について」
A. 体調が完全に回復してから、ワクチンの接種をおすすめします!
「もうA型にかかったから、今年は免疫がついて大丈夫では?」と思われる保護者の方も多いかもしれません。しかし、季節性のインフルエンザワクチンには、A型2種類、B型1種類の合計3種類のウイルス株に対する成分が含まれています。 今回かかったA型に対する免疫はつきますが、流行する可能性のある「別の種類のA型」や、冬の後半から春先にかけて流行しやすい「B型」にかかるリスクは残ったままです。他のウイルス株からお子様を守るためにも、熱が下がり普段通りの生活に戻ってから、ぜひ接種をご検討ください。
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A. 主に、のどの強い痛み、扁桃腺に白い苔のような付着物がある、または体に赤い発疹が出ている時などに実施します。
溶連菌は基本的に「のど」で悪さをする細菌です。そのため、鼻水や激しい咳が主な症状の場合は、溶連菌よりも一般的な風邪のウイルスである可能性が高いです。当院では小児科専門医として、診察時にきちんとお子様ののどの状態を観察し、「溶連菌が疑わしい」と判断した際に適切な検査をご提案し、不必要な検査でお子様に負担をかけないよう心がけています。
季節の変わり目は、お子様はもちろん、看病をされる保護者の皆様も大人も体調を崩しやすいデリケートな時期です。標準的な感染症対策(手洗い・マスク・換気など)を忘れずに、夜は温かくしてご家族皆さまでぐっすり眠ってください。お子様の健康で気になることがあれば、いつでも「武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科」を頼ってください。
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当院の外観写真
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)
© Morino Kodomo Clinic
