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武蔵小杉周辺にお住まいの皆様、こんにちは。
「武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科」院長のくま先生(小児科専門医)です。
11月2日から7日までの感染症定点観測データ「もりのこIDWR」をお届けします。
※IDWR:Infectious Disease Weekly Report(感染症発生動向調査週報)
今週は11月3日(文化の日)の祝日休診に加え、当院の常勤医師がインフルエンザA型に感染・離脱したため、診療枠を大幅に制限しての診療となりました。患者様にはご不便とご心配をおかけし、大変申し訳ありませんでした。
通常より受け入れ人数が限られていた中での集計データであることを踏まえて、地域の感染状況の参考にしてください。
<忙しい方のためのまとめ>
■ 受診のご予約・ご相談はこちらから
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「インフルエンザ注射ワクチン」はこちらから
「インフルエンザ鼻スプレーワクチン(フルミスト)」はこちらから
皮膚科・小児皮膚科の日時指定予約はこちらから
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| 感染症名 | 今週の診断数 | 前週からの推移 | 前週の数 |
| インフルエンザA | 45 | ⇧ | 36 |
| インフルエンザB | 1 | NEW | 0 |
| COVID-19(コロナ) | 2 | 1 | |
| 胃腸炎 | 16 | ⇩ | 36 |
| RSウイルス | 4 | 6 | |
| ヒトメタニューモウイルス | 1 | 0 | |
| アデノウイルス | 0 | 1 | |
| 溶連菌感染症 | 3 | 6 | |
| 水痘(水ぼうそう) | 1 | 0 | |
| おたふくかぜ | 0 | 0 | |
| はしか | 0 | 0 | |
| マイコプラズマ | 1 | 2 | |
| 百日咳 | 0 | 0 |
診療枠を絞っていたにもかかわらず、インフルエンザA型は45名と高止まりしています。 そして身をもって実感したのが、「大人も極めて感染しやすい」というウイルスの強さです。常勤医師自身が感染・発症し、急遽診療制限をかける事態となりました。 診察室でも「お父さんが持ち帰って子どもにうつった」「子どもを看病していたら両親とも倒れた」というケースが引きも切らない状態です。家庭内や職場内での感染リスクが非常に高まっています。大人が少しでも悪寒や関節痛を覚えたら、無理に出勤せず、家の中でもマスクを着用して寝室を分けるなどの対策を講じてください。
重症化を防ぐために、まだ予防接種を検討していないご家庭は親御さんも含めワクチン接種を検討してください。
当院では鼻からのスプレータイプ「フルミスト」も従来の注射ワクチンも両方取り揃えています。
「インフルエンザ注射ワクチン」はこちらから
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今シーズン当院で初となる「インフルエンザB型」のお子さんを1名診断しました。 例年、B型は年明けの1月〜3月頃に流行のピークを迎えるのが一般的ですが、11月上旬のこの時期に出現するのは異例の早さです。 受診されたお子さんの特徴的だった点は、「熱が37.8℃〜38.3℃前後と、インフルエンザにしてはそれほど高くなかったこと」、そして「下痢の症状を伴っていたこと」です。 インフルエンザB型は、A型のような40℃近い高熱が出ず、微熱程度にとどまるケースが珍しくありません。その代わり、腹痛、嘔吐、下痢といった消化器症状が前面に出やすく、「お腹の風邪(胃腸炎)かな?」と見過ごされがちです。周囲でインフルエンザが流行っている環境で、熱とお腹の症状がセットで見られる場合は、B型も視野に入れて診察を行う必要があります。

A. はい、B型にかかる可能性はあります。そして、今からでもワクチンを打つ医学的なメリットは十分にあります。
「一度インフルエンザにかかったから、今年はもう大丈夫」と思われている親御さんが少なくありません。しかし、ウイルスの構造が全く異なるため、A型にかかってできた抗体はB型には通用しません。実際に、A型が治った数週間後にB型にかかってしまうお子さんは毎年診察室で見られます。
現在日本で使われているインフルエンザワクチンは、「A型2株 + B型1株」の合計3種類のウイルス株に対応した『3価ワクチン』です。 つまり、秋にA型にかかってしまったお子さんであっても、ワクチンを打つことで「これから流行期を迎えるB型(1系統)」と「もう一つの系統のA型」に対する免疫をしっかり獲得できます。
体調がすっかり戻り、解熱後1〜2週間が経過していれば安全に接種できます。まだ接種がお済みでない方は、これからの冬本番に向けて接種をご検討ください。
A. 最新の流行株(オミクロン株XFG)に対応したワクチンを導入しています。特に「基礎疾患のあるお子さん」と「免疫のない4歳以下のお子さん」に推奨しています。
新型コロナウイルスもゼロにはなっておらず、散発的な発生が続いています。健康なお子さんでも急激な脳症や、だるさ・集中力低下が数ヶ月続く後遺症(Long COVID)のリスクがあるため、当院では希望される方に個別対応で接種を行っています。
当院で扱う最新ワクチンは以下の2種類です。
① 生後6か月〜11歳:スパイクバックス(モデルナ)
費用:14,300円(税込・自費)
5歳以上の子の多くは過去の感染等である程度免疫を持っていますが、4歳以下(特に1歳前後の乳幼児)は抗体をほぼ持っていません。保育園など集団生活を始める小さなお子さんの体を守る手段として有効です。
② 12歳以上〜大人:エムネクスパイク(モデルナ)
費用:16,500円(税込・自費)
今年度承認された最新のmRNAワクチンです。従来のワクチンと比べて発熱や腕の痛み、倦怠感といった副反応がおよそ1〜2割軽減されており、翌日の仕事や学校を休めない中高生や大人の方も格段に打ちやすくなりました。
※コロナワクチンのご予約はお電話(044-739-0888)のみで承っております。「コロナワクチンの相談で」とお申し付けください。
■ さいごに
11月7日は暦の上で「立冬」でした。街路樹の葉も色づき始め、武蔵小杉の街を歩く方々の服装もすっかり冬仕様に変わってきています。
今回、当院の常勤医師がインフルエンザに倒れたことで、改めてこのウイルスの感染力の強さを痛感させられました。プロである医療従事者であっても、疲労や寒さで抵抗力が落ちた隙にウイルスは容赦なく入り込んできます。
親御さんも、仕事に家事に育児にと毎日フル回転のことと存じます。しかし、一番の防波堤は「大人の健康」です。 「今日は少し体が重いな」と感じたら、温かいお風呂に入って睡眠時間を1時間でも多く確保してください。手洗いと換気、マスクを基本に、ご家族でこの冬を元気に乗り切っていきましょう。
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当院の外観写真
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)
© Morino Kodomo Clinic
