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武蔵小杉周辺にお住まいの皆様、こんにちは。
「武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科」院長の「くま先生」です。
夏休みもいよいよ最終盤。
「宿題やったの?」というお父さんお母さんの声が聞こえてくるようです。
そんな中、川崎市が、早くもインフルエンザの流行期に入ったと発表しました。
診察室で「えっ、夏なのにもうインフルエンザですか?」と驚かれる親御さんも多いです。
が、実はここ数年、季節外れの流行が珍しくなくなっています。今週の地域の感染症動向「もりのこIDWR」と合わせ、インフルエンザへの備えについて詳しく解説します。
<忙しい方のためのまとめ>
川崎市がインフルエンザ流行期入り(当院でもA型5名)
流行が始まっています。当院でも9/1からインフルエンザワクチンの予約を、10/1から接種を開始しますので、早めにご予約ください。
手足口病は終息、トップは「お腹の風邪(12名)」へ
手足口病は1名まで減りましたが、代わって急性胃腸炎が増加しています。アルコールではなく「石鹸と流水」での手洗いを徹底しましょう。
マイコプラズマで「マクロライド耐性菌」を1件確認
最初のお薬が効きにくいタイプですが、熱が続く場合はガイドラインに沿って別のお薬に変更する必要があります。長引く咳には要注意です。
■ 受診のご予約・ご相談はこちらから
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まずは、当院で確定診断となった今週のデータです。
【当院の診断数】
急性胃腸炎(嘔吐下痢):12名 ⚠️
RSウイルス感染症:6名 ⚠️(ゼーゼーする咳に注意)
インフルエンザA型:5名 🔴(川崎市流行期入り。当院でも増加中)
溶連菌感染症:4名 🟡
マイコプラズマ:3名 🔴(うち、マクロライド耐性遺伝子検出が1件)
COVID-19:3名 🟡
ヒトメタニューモウイルス:2名 🔵
アデノウイルス:1名 🔵
水痘(水ぼうそう):1名 🔵
手足口病/ヘルパンギーナ:1名 🟢(ついに1名。ほぼ終息です)
インフルエンザB型・百日咳・おたふくかぜ:各0名 🔵
今週のデータから、皆様にぜひ知っておいていただきたいポイントをお話しします。
1. 早くもインフルエンザ流行期へ。インフルエンザワクチン接種のご検討・予約を!
川崎市の発表と歩調を合わせるように、当院でも今週5名のインフルエンザA型を診断しました。新学期が始まると、教室という密閉空間で一気に感染が広がるリスクがあります。 インフルエンザにおいて、最もエビデンスレベルの高い予防策は「ワクチン接種」です。インフルエンザワクチンは、インフルエンザの発症を予防する効果があり、学校での欠席日数を減らす効果が報告されています。また、ワクチン接種により、インフルエンザによる入院を減らした報告もあります。日本小児科学会も、お子さんへのインフルエンザワクチン接種を推奨しています。当院でも、9月1日から予約開始、10月1日から接種開始いたします。重症化を防ぐためにも、ぜひご家族皆様での接種をご検討ください。
<詳細>
当院ブログ「【9/1~予約開始、10/1接種開始】2026年度インフルエンザワクチン(注射ワクチン、経鼻スプレーワクチン(フルミスト®)両方取り揃え)」
2. 手足口病は終息。お腹の風邪(胃腸炎)に注意
7月に大流行した手足口病は、今週わずか1名に。流行は過ぎ去りました。しかし安心したのも束の間、今週は急性胃腸炎が12名と最多になっています。夏の疲れが出やすい時期ですので、冷たいものの飲み過ぎに注意し、帰宅後は必ず「石鹸と流水」で手を洗うことをご家族で再徹底してください。アルコール消毒はお腹の風邪のウイルスには効きにくいことが多いです。
3. マイコプラズマの「マクロライド耐性菌」について
今週、マイコプラズマと診断されたお子さんのうち1名から「マクロライド耐性遺伝子」が検出されました。マイコプラズマ肺炎の治療で最初に使うお薬(マクロライド系)が効きにくいタイプの菌です。 「薬が効かないの?」とご不安になるかもしれませんが、ガイドラインに基づき、「薬を飲み始めて48〜72時間経っても熱が下がらない場合」は、適切に別のお薬(トスフロキサシンなど)へ変更することでしっかり治療できます。長引く咳や高熱がある場合は、自己判断せずにご受診ください。

今回は、流行期に入ったインフルエンザとワクチンについて、診察室でよく聞かれるご質問にお答えします。
Q. 今からインフルエンザにかかった場合、冬にまたかかることはありますか?
A. はい、残念ながらあります。
インフルエンザウイルスにはA型・B型があり、さらにその中でも細かい「株」が違えば、ひと夏やひと冬の間に2回かかることは十分にあり得ます。「今かかったから冬はワクチンを打たなくていいや」とは考えず、流行株の変化に備えて、10月からのワクチン接種をおすすめします。
Q. ワクチンはいつ頃打つのが一番効果的ですか?
A. 例年通り、10月〜11月中の接種完了を目安にしてください。
ワクチンを打ってから十分な抗体(免疫)ができるまで、約2週間かかります。また、その効果は約5-6か月間続くとされています(個人差があります)。今現在、季節外れの流行が起きてはいますが、最大のピークはやはり冬(12月〜2月)にやってくると予想されます。当院の予約が始まりましたら、本格的な冬の到来に間に合うよう、早めのスケジュール調整をお願いいたします。
Q. 鼻水や軽い咳が出ていますが、インフルエンザワクチンは打てますか?
A. お熱がなく、症状が軽度で全身状態が良ければ接種可能です。
ただし、明らかな発熱(37.5度以上)がある場合や、急性で重篤な病気にかかっている場合は接種できません。少しでも体調に不安がある場合は、接種当日の診察時に私がしっかり判断しますので、遠慮なくご相談ください。
いよいよ夏休みも終わり、新学期ですね。
インフルエンザの流行期入りという少し心配なニュースからのスタートとなりますが、正しい知識と予防(手洗い・うがい・適切なワクチン接種)で、しっかり乗り切っていきましょう。
当院は、「家族とともに未来を担うこども達の健やかな成長と幸せを目指す」という理念のもと、皆様の健康を全力でサポートします。ワクチンのご相談はもちろん、いつでも私たちを頼って頂ければと思っています。
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当院の外観写真
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)
© Morino Kodomo Clinic
