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急増中の「ナッツアレルギー」に要注意!最新の表示ルールと当院での検査・治療方針(エピペン・ネフィー対応) - 武蔵小杉駅の小児科 - 武蔵小杉森のこどもクリニック小児科・皮膚科のブログ

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急増中の「ナッツアレルギー」に要注意!最新の表示ルールと当院での検査・治療方針(エピペン・ネフィー対応)

食物アレルギーをお持ちのお子さんの親御さんはもちろん、お食事作りやスーパーでの食品選びにおいて、最近パッケージの裏側をじっくり見る親御さんが増えた印象があります。実は今、日本の子どもたちの間で「木の実類(ナッツ類)」のアレルギーが急増しているのです。

本日は、消費者庁が発表した最新の報告書(令和6年度食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業報告書)に基づく正確なデータを交えながら、「近年急増するナッツアレルギー」について、分かりやすく解説していきたいと思います。

ブログ記事「急増中の「ナッツアレルギー」に要注意!最新の表示ルールと当院での検査・治療方針(エピペン・ネフィー対応)」のアイキャッチ画像。「武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科」の診察室で、院長(くま先生)が女の子にアレルギー検査について笑顔で優しく説明しているイラスト。左下にはクリニックのロゴマークが入っています。

1. なぜ今、ナッツアレルギーが増えているの?

これまで、子どもの食物アレルギーといえば「卵・牛乳・小麦」が代表的でした。しかし、消費者庁の全国調査などから、驚くべき変化が明らかになっています。

なんと、食物アレルギーの原因食物の第2位に「木の実類(ナッツ類)」が浮上したのです(第1位は鶏卵、第3位は牛乳)。品目別では、クルミが2位、ピーナッツが5位、カシューナッツが7位にランクインするなど、発症数がかつてないスピードで増加しています。

その大きな背景には、社会全体の健康志向の高まりによる「ナッツ類消費量の増加」があります。栄養価の高いスーパーフードとして、クルミやカシューナッツを日常的におやつやサラダ、お料理に取り入れるご家庭が増えました。それに伴い、子どもたちが幼い頃からナッツに触れる機会が多くなり、結果としてアレルギーを発症するケースが増加していると考えられています。

2. 特に気をつけたいナッツと最新の食品表示ルール(2026年4月改定)

ナッツアレルギーから子どもたちを守るため、国も食品表示のルールを大きく見直しています。親御さんにぜひ知っておいていただきたいのは、以下のナッツに関する最新動向です。

① クルミ(胡桃) ➡ 完全義務化されました
木の実類アレルギーの中で、圧倒的に症例数が多いのがクルミです。食品表示法においてクルミは「特定原材料(表示義務)」に追加され、2025年(令和7年)3月末で猶予期間が終了しました。現在ではクルミを含む加工食品には必ずアレルギー表示が完全に義務付けられています。パンやケーキなどの洋菓子だけでなく、和菓子やカレールーの隠し味などに使われていることも多いため、購入時は「原材料名」や「アレルゲン表示」をしっかり確認しましょう。

② カシューナッツ ➡ 2026年4月より表示義務化!
クルミに次いで急増しているカシューナッツ。中華料理の炒め物や市販のミックスナッツ、ドレッシングなどによく含まれています。この急増を重く受け止めた国により、2026年(令和8年)4月1日から新たに「特定原材料(表示義務)」へ追加されました。 2028年3月末までの経過措置期間(猶予期間)が設けられていますが、これから順次、義務表示としてパッケージに記載されるようになります。

③ マカダミアナッツ・ピスタチオ
チョコレートやクッキーの定番であるマカダミアナッツも症例数が増加しており、2024年よりアレルギー推奨表示対象品目(特定原材料に準ずるもの)に追加されました。さらに、2026年4月1日より、新たに「ピスタチオ」もこの推奨表示に追加されています。

ナッツ類はペースト状になって焼き菓子に練り込まれていたり、ソースに混ざっていたりすると、見た目や匂いでは全く気付かないことがあります。初めて食べるお菓子や外食時には十分な注意が必要です。

3. 症状の特徴とアナフィラキシーへの備え

ナッツアレルギーの症状は、食べてから数分〜60分以内という短い時間で現れる「即時型」が多いのが特徴です。口の中のイガイガ感、皮膚の赤みやじんましんといった軽度なものから、咳やゼーゼーといった呼吸器症状、嘔吐や腹痛などの消化器症状まで様々です。

さらに怖いのは、複数の臓器に強い症状が一度に現れる「アナフィラキシー」を引き起こしやすい点です。呼吸困難や血圧低下を伴うアナフィラキシーショックは命に関わる危険な状態であり、一刻も早い救急対応が求められます。

4. 当院の小児アレルギー診療への取り組み

「うちの子、ナッツを食べたことがないけれど大丈夫かしら?」
「血液検査でナッツの数値が高かったから、もう一生食べられないの?」

そんな不安を抱える親御さんは、一人で悩まずにぜひ一度ご相談ください。

当院では血液検査や食物経口負荷試験を行い、アレルギーのあるナッツを調べることができます。ここで非常に大切なポイントをお伝えします。それは、血液検査が陽性だとしても、実際に摂取しても症状が出ない場合もあるということです。そのため、当院ではコンポーネントも含めて正しく診断を行い、「除去が必要なのか、それとも摂取してよいのか」を適切に指導いたします。

あわせて、万が一の誤食時の対応やアナフィラキシー対応、エピペンやネフィーの処方・指導、アレルギー学校生活管理指導表の作成も行っています。とくに近年新しく登場した点鼻薬タイプの「ネフィー」は、太ももへの注射に強い恐怖心を抱くお子様にとって、鼻にシュッとスプレーするだけで済むお薬です。お子様自身の痛みはもちろん、ご家族の心理的な負担や投与への躊躇を大きく軽減する新たな選択肢となっています。

最後に

お子様の食物アレルギーに関する不安は、ご家族にとって非常に大きなストレスになるかと思います。お食事の準備のたびに気を張り詰め、外食も心から楽しめないというお声をよく耳にします。私たち「武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科」は、専門的な知識と経験に基づき、そのご不安を取り除くお手伝いをさせていただきます。

これからも、家族とともに未来を担うこども達の健やかな成長と幸せを目指し、スタッフ一同笑顔でお待ちしております。お気軽に当院までご相談ください。

食物アレルギーやナッツアレルギーのご相談はアレルギー専門外来で承っております。
お電話(044-739-0888)でご予約をお願いいたします。

 

 

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武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科の外観写真の画像
当院の外観写真

 

院長 大熊 喜彰 (おおくま よしあき)
記事監修
院長 大熊 喜彰
(おおくま よしあき)

日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務

医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)

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