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当院の定点観測データに基づく、地域の感染症週報「もりのこIDWR」をお届けします。
※IDWR=Infectious Disease Weekly Report
ゴールデンウィーク(GW)、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?
今週は祝日が重なり、当院の診療日は3日間のみでした。そのため、報告数は少なくなっていますが、地域では新しい流行の兆しが見えています。インフルエンザ・新型コロナがゼロを維持する一方で、「手足口病」や「ヘルパンギーナ」といった夏風邪の患者さんが増え始めています。
診療日数が少なかったため、数値は全体的に低めです。しかし、季節は確実に「夏風邪」へとシフトしています。
【当院の診断数】
急性胃腸炎(嘔吐下痢):16件 🔵(診察日数が少ないため減少して見えます)
RSウイルス感染症:4件 🟡(咳の風邪として継続中)
ヒトメタニューモウイルス感染症:3件 🟡(春の咳風邪、まだ残っています)
アデノウイルス:2件 🟡(散発的)
溶連菌感染症:1件 🔵(先週の18件から急減。連休の影響大)
インフルエンザA/B型:0件 🔵🎉(ゼロ継続!)
COVID-19:0件 🔵🎉(ゼロ継続!)
水痘/おたふくかぜ/マイコプラズマ:0件 🔵
【注目】手足口病・ヘルパンギーナ:出現し始めています! 🔴
1. データの解釈にご注意ください
今週は診察日が3日しかなかったため、溶連菌や胃腸炎の数字が劇的に減っていますが、決して流行が完全に終わったわけではありません。連休中にたまった疲れから、週明けにドッと体調を崩すお子さんも予想されます。引き続き、丁寧な手洗いを心がけましょう。
2. 「夏風邪(手足口病・ヘルパンギーナ)」が始まりました
今週、手足口病やヘルパンギーナの診断が複数ありました。どちらも「口の中の痛み」が強く、水分や食事が摂れなくなるのが特徴です。高熱が出ることもあります。これから気温が上がるにつれ、さらに増える可能性があります。
3. 「五月病(連休明けの疲れ)」に寄り添って
連休が終わり、登園・登校を渋ったり、朝に「お腹が痛い」「頭が痛い」と訴えたりするお子さんが増える時期です。これは甘えではなく、環境の変化による自律神経の乱れや心のサインであることも多いです。まずは「お休み楽しかったね、頑張ってるね」と共感し、睡眠時間をたっぷり確保してあげてください。
Q1. 手足口病とヘルパンギーナ、何が違うのですか?
A. 「発疹が出る場所」が違いますが、どちらも発熱と口の中の痛みが特徴です。ヘルパンギーナは「喉の奥(軟口蓋)」に水ぶくれができ、高い熱が出ることが多いです。手足口病は、その名の通り「口の中」だけでなく「手のひら」や「足の裏(または膝・お尻)」に水ぶくれのような発疹が出ます。どちらも原因はウイルスですので、特効薬はなく、痛みを和らげながら自然に治るのを待ちます。
Q2. 口の中を痛がって、何も食べてくれません。
A. 「冷たくて、のどごしの良いもの」を少しずつ試してください。 ゼリー、プリン、アイスクリーム、冷ましたお豆腐、冷たいそうめんなどがおすすめです。オレンジジュースなどの酸っぱいものや、塩気の強いものは傷口にしみるので避けましょう。水分すら全く摂れず、おしっこが半日以上出ないような場合は、脱水の恐れがあるためすぐにご相談ください。
Q3. 連休明けから「学校に行きたくない」と泣きます。無理に行かせるべき?
A. 体調不良(腹痛や頭痛)を伴う場合は、まずは休息を優先させてあげてください。連休中に生活リズムが崩れたり、新しい環境への緊張が再燃したりしています。まずはゆっくり休ませ、夜は早めに寝かせてリズムを整えましょう。「今週1週間、行けたら花丸」くらいのゆとりを持って、担任の先生とも相談しながらスモールステップで進めていくのが安心です。
ご家族の皆様へ
長い連休が終わり、お父さん・お母さんも「明日からまた仕事と送迎の日々か…」と少し気が重いかもしれません。子どもたちの体も心も、今はリセット期間です。夏風邪の足音が聞こえてきましたが、焦らず、まずはお家でゆっくり過ごす時間を大切にしてください。「もりのこ」は、連休明けの体調不良にも寄り添います。気になることがあれば、いつでもご相談ください。
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当院の外観写真
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)
© Morino Kodomo Clinic
