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4月、5月に行われる学校や幼稚園の健康診断。
その結果のプリントをもらってから少し時間が経ち、「あれ?うちの子、ずっと背の順が一番前だな…」「去年からあまり背が伸びていない気がする…」と、じわじわと不安を感じていらっしゃる親御さんは少なくありません。
「男の子だし、高校生くらいで急に伸びるよね?」
「私が小柄だから、遺伝で仕方ないのかな?」
そんな風に様子を見ているうちに、「もっと早く相談しておけばよかった」と後悔してほしくない。これが、私たち小児科医の切実な願いです。 今回は、中原区武蔵小杉周辺で子どもの成長相談や低身長外来をお探しの保護者様へ向けて、「受診の目安」や「クリニックでの診療内容」を分かりやすくお話しします。

【この記事のポイント:3分でわかる子どもの低身長・成長相談】
「うちの子、背が低いかも…」とご不安な保護者様へ。本記事では、受診の目安から実際の検査内容まで、小児科専門医の視点で詳しく解説しています。お急ぎの方は、まずは以下の重要ポイントをご確認ください。
「小柄だけれど、元気だから大丈夫」と判断してしまう前に、ぜひ確認していただきたい目安があります。以下の2つのどちらかに当てはまる場合、医学的な「低身長」として検査の対象となります。
① 同年齢の平均身長から「-2.0 SD」以下である場合
SD(標準偏差)という言葉は少し難しく聞こえますよね。簡単に言うと、「同年齢・同性別の子どもが100人いた場合、前から2番目くらいまでに並ぶ小柄さ」を指します。
② 1年間の身長の伸びが極端に少ない場合(成長速度の低下)
小学校低学年〜中学年の子どもは、一般的に「1年間で約5.0cm〜6.0cm」身長が伸びます。もし、「1年間で4.0cm未満しか伸びていない」という状態が続くようであれば、現在の身長が平均的であっても、成長を妨げる何らかの原因が隠れているサインかもしれません。
「うちの子はどうだろう?」と思ったら、母子健康手帳の「成長曲線」のグラフに、これまでの身長を点で打ってみてください。帯のいちばん下の線(-2.0 SDの線)を下回っていたり、線から下に向かって離れていったりする場合は、一度ご相談をおすすめします。
実は、身長が伸びる期間には「タイムリミット」が存在します。 子どもの骨の端には「骨端線(こったんせん)」と呼ばれる軟骨があり、ここが増殖することで身長が高くなります。しかし、思春期を迎えて性ホルモンの分泌が増えると、この骨端線は次第に固い骨へと変化し、最終的には閉じてしまいます。骨端線が完全に閉じてしまうと、それ以降は治療を行っても身長を伸ばすことはできません。
一般的な目安として、身長の伸びが止まるのは、男の子で15〜17歳ごろ、女の子で14〜15歳ごろとされています。しかし、思春期が早く来るお子さんの場合、もっと早い段階で成長が止まってしまうこともあります。「中学生になってから相談しよう」では、有効な治療の選択肢が限られてしまう可能性があるため、「気になった時」が一番の相談のタイミングです。
「いきなり痛い検査をされるのでは…」と子どもが怖がってしまうのは当然ですよね。当院(武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科)では、以下のステップで優しく丁寧に評価を進めます。
成長曲線の作成と丁寧な問診
過去の身長・体重のデータ(母子手帳や学校のプリントなど)をお持ちいただき、正確な成長曲線を一緒に作成します。出生時の状況、ご両親の身長、これまでの病歴などをじっくりお伺いします。
手のレントゲン撮影(骨年齢の評価)
「骨の年齢」を調べるために、左手のレントゲン写真を1枚だけ撮ります。数秒で終わる、痛みを伴わない検査です。実年齢に対して、骨の成熟度がどのくらいかを評価します。
※レントゲン写真は連携しているクリニックでの撮影となります。

スクリーニングの血液
成長ホルモンの目安となる数値や、貧血、甲状腺機能などに問題がないかを調べるため、採血を行います。当院のスタッフは子どもへの対応に慣れておりますので、なるべく怖がらせないよう優しく寄り添いながら行います。
子どもの成長にかかわるホルモンや骨の評価は、非常に専門的な知識と経験を必要とします。当院には「日本内分泌学会内分泌代謝科専門医(小児)」が在籍しており、単なる数値の評価だけでなく、一人ひとりのお子さんの体質や思春期の進行具合を見極めた上で専門的な診断を行っています。 「遠くの大学病院までは通いにくいけれど、専門医にしっかり診てもらいたい」というご家族にとって、身近で頼れるクリニックでありたいと考えています。
検査の結果、成長ホルモンが十分に分泌されていないことが原因と診断された場合は、不足している成長ホルモンを外から補う「成長ホルモン補充療法」をご提案することがあります。
これは、ご自宅で1日1回、専用のペン型注射器を使って皮下注射を行う治療です。「毎日注射なんてかわいそう…」とご心配されるのは当然です。しかし、最近の注射針は非常に細く短く改良されており、チクッとする程度かほとんど痛みを感じないお子さんも多いです。 治療が必要と判断された場合は、ご家族とお子さんが納得して前向きに取り組めるよう、サポートいたします。
「背の高さ」は、お子さんの個性の大切な一つです。しかし、そこに医学的なサポートが必要な状態が隠れているのであれば、早期に気づいて適切な手を差し伸べてあげることが、お子さんの健やかな未来へとつながります。
学校健診の結果を見て、少しでも「おや?」と思うことがあれば、ぜひお気軽に当院の成長相談にいらしてください。
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専門外来(アレルギー・心臓・低身長・夜尿症・思春期早発・あかちゃんの頭の形・こどもの頭痛など)のご予約はお電話(044-739-0888)で
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当院のSNSでは、小児科・皮膚科に関する役立つ情報や、季節ごとの病気の注意点などを発信しています。ぜひフォローしてください!
Instagram: 武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科
当院の外観写真
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)
© Morino Kodomo Clinic
