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当院における直近1週間(2026/1/26〜1/31)の感染症発生状況をご報告します。
川崎市中原区・武蔵小杉周辺の保育園・幼稚園・学校に通うお子様の間で、どのような病気が流行っているかを知り、予防にお役立てください。
今週はインフルエンザB型の陽性者が爆発的に増加しました。
先週と比較しても急増しており、武蔵小杉エリア全体で警戒レベルと言えます。
【当院の診断数(1/26〜1/31)】
インフルエンザB型:102件 🔴(要警戒)
感染性胃腸炎(嘔吐下痢):83件 🟡(流行中)
新型コロナウイルス(COVID-19):4件 🔵(散発的)
1. インフルエンザB型の特徴にご注意ください
今週だけで100件を超えました。A型と違い、B型は「お腹の症状(腹痛・嘔吐)」を伴うケースが多く見られます。また、「熱はそこまで高くないけれど、お腹を痛がっている」場合も、B型の可能性があります。
また、熱が比較的すぐに下がるか、微熱しか出ない例も多いです。
インフルエンザによる出席停止期間はQ&Aコーナーを見てください。
2. 胃腸炎も同時流行しています
胃腸炎も80件以上と非常に多いです。インフルエンザB型と症状が似ている(嘔吐など)ため、自己判断せず受診をおすすめします。脱水を防ぐため、OS-1などの経口補水液を「少しずつ、こまめに」与えてください。
胃腸炎の感染対策としては、「石けんによるこまめな手洗い」「嘔吐物・便の速やかな処理と消毒」が重要!
3. 皮膚トラブルの悪化に注意
発熱や胃腸炎で体力を消耗すると、免疫力が下がり、湿疹やアトピー性皮膚炎が悪化しやすくなります。肌のケアとして、保湿と適切なランクのステロイド軟膏が重要です。当院は皮膚科・小児皮膚科も併設していますので、ご相談ください。
よく聞かれる疑問についてQ&A形式にまとめました。
Q1. A型とB型、症状に違いはありますか?
A. 最大の違いは「熱のパターン」と「お腹の症状(消化器症状)」です。 A型は高熱や関節痛が目立ちますが、B型は熱がそこまで上がらないか上がっても早めに下がってしまうことも多いです。また、B型は嘔吐・下痢・腹痛などの消化器症状が強く出ることがあります。そのため「胃腸炎かな?」と思って受診したらインフルエンザB型だった、というケースが武蔵小杉でも多発しています。
Q2. 熱が出てすぐに検査をしても大丈夫ですか?
A. 発熱から「12時間以上」経過してからの検査をおすすめします。 発症直後はウイルス量が少なく、本当はインフルエンザなのに「陰性」と出てしまう(偽陰性)ことがあります。確実な診断のために、水分が摂れていてぐったりしていなければ、半日ほど様子を見てから受診してください。
Q3. 保育園・幼稚園・学校はいつから行けますか?
A. 「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(園児は3日)を経過するまで」が出席停止期間です。 熱が下がっても、体内にウイルスが残っており他のお子さんに感染させる力があります。必ずこの期間を守りましょう。登園許可証が必要な場合はご相談ください。
Q4. 家族への感染を防ぐにはどうすればいいですか?
A. マスク・手洗い・換気などの基本的な感染対策と湿度管理が重要です。 インフルエンザウイルスは乾燥を好みます。加湿器で部屋の湿度を50〜60%に保ってください。受験などでなんとしてもインフルエンザにかかりたくない場合や、受験生がいるご家庭で家族がインフルエンザが発生した場合は抗インフルエンザ薬の予防投与(自費診療)も対応しています。
<参考>
当院HP「当院のインフルエンザ治療と抗インフルエンザ薬の予防投与の方針」
・週明けの月曜日は、発熱外来が大変混み合うことが予想されます。 発熱や咳、嘔吐・下痢などで小児科一般外来を受診する場合は、こちらのWeb予約ページから。
・WEB問診表は受診前に登録していただけるとスムーズです。
・AIカメラでのインフルエンザ診断機器「nodoca」は綿棒を使用せず痛くない検査です。希望があった場合に使用しています。
<参考>
当院Blog「インフルエンザ検査が「痛くない」時代へ!AI搭載「nodoca」導入のお知らせ ~もう、あの“鼻グリグリ”で泣かなくていい?~」
【SNSでも情報発信中!】
当院のSNSでは、小児科・皮膚科に関する役立つ情報や、季節ごとの病気の注意点などを発信しています。ぜひフォローしてください!
Instagram: 武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科
当院の外観写真
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)
© Morino Kodomo Clinic
