【2026年花粉速報】飛散開始は目前!重症花粉症の切り札「ゾレア®」で受験も新生活も乗り切ろう【12歳~大人も対応】 - 武蔵小杉駅の小児科 - 武蔵小杉森のこどもクリニック小児科・皮膚科のブログ

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【2026年花粉速報】飛散開始は目前!重症花粉症の切り札「ゾレア®」で受験も新生活も乗り切ろう【12歳~大人も対応】

先日、日本気象協会から2026年春の花粉飛散予測(第3報)が発表されました。 皆さんはご覧になったでしょうか?
日本気象協会2026年春の花粉飛散予測(第3報)

2026年、花粉はいつから、どれくらい飛ぶ?

発表によると、今年の傾向には注意が必要です。 暖冬の影響もあり、九州から南関東にかけてのスギ花粉の飛散開始は「例年並みかやや早い」と予測されています。

具体的には、私たちのいる関東(川崎・武蔵小杉エリア含む)では、2月上旬から本格的な飛散が始まる見込みです。 飛散量については地域差がありますが、昨年の夏の気候条件から、「やや多い」となっています。「またあの辛い季節が来るのか…」と憂鬱になっている方も多いかもしれません。

特に今年は、飛び始めの時期が受験シーズンと重なります。 鼻水で集中できない、薬を飲むと眠くなる、夜ぐっすり眠れない…。 これらは、お子さんのパフォーマンスを著しく低下させてしまいます。もちろん、仕事や家事に追われる成人の方にとっても死活問題です。

そこで今回は、従来の飲み薬や点鼻薬では効果が不十分な「重症花粉症」の方への新しい選択肢、「ゾレア®(オマリズマブ)」について詳しく解説します。


「飲み薬が効かない…」その悩み、諦めないでください

「毎年、早めに薬を飲んでいるのに、ピーク時は鼻水が止まらない」
「薬を飲んでいるけど、副作用の眠気がつらい」
「ティッシュが手放せず、鼻の下がボロボロ…」

診察室で、こういった切実な声をよく耳にします。 実は、一般的な抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)は、アレルギー反応によって放出された「ヒスタミン」という物質の働きをブロックするものです。言わば、「火が出た後の火消し」のような役割です。

しかし、火の勢い(アレルギー反応)が強すぎると、火消しが追いつきません。これが「重症花粉症」の状態です。

アレルギーの元栓を締める注射「ゾレア®」とは?

ここで登場するのが「ゾレア」という皮下注射の治療薬です。

ゾレアは、アレルギー反応の根本的な原因となる「IgE抗体」そのものを捕まえて、働きをブロックします。 例えるなら、「火事の元栓をガッチリ締めてしまう」イメージです。アレルギー反応のスイッチが入るのを手前で食い止めるため、非常に高い効果が期待できます。
作用の仕方から、早く開始(1月下旬~2月上旬)することがより効果的です。

もともとは気管支喘息の治療薬として長く使われてきた実績があり、安全性も確認されているお薬です。2020年から季節性アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)にも保険適用となりました。

ゾレア治療のメリット

  • 高い効果
    従来の薬で効かなかった鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目の痒みに劇的な改善が期待できます。

  • 眠気がない
    脳に作用しないため、抗ヒスタミン薬のような眠気が出ません。受験生やドライバーの方に最適です。

  • 併用可能
    いつもの飲み薬やステロイド点鼻との併用が約束です。


「こどもクリニック」ですが、大人も大歓迎です(12歳以上~大人もOK)

当院のブログでもご紹介していますが、ゾレアは「12歳以上」から適応となります。 そしてもちろん、成人(大人)の方も対象です。
当院Blog:「重症花粉症に対する抗IgE抗体薬「ゾレア®」治療できます

当院は「森のこどもクリニック」という名前ですが、アレルギーに関しては小さい子から成人まで対応しています。中学生・高校生のお子さんはもちろん、成人の方のゾレア治療も積極的に行っています。

治療を受けるための4つの条件

ゾレアは、保険適用にはいくつかの条件があります。

  1. 重症または最重症のスギ花粉症であること(診察で基準に合うか判断します)。

  2. スギ花粉抗原に対する血清IgE抗体が陽性であること(血液検査)。

  3. 従来の治療を1週間以上行っても効果不十分であること。

  4. 12歳以上で、体重やIgE値が投与基準の範囲内であること。

治療の流れ:まずは早めの受診を

「今年はゾレアを試してみたい」と思われた方、スケジュールにご注意ください。 ゾレアは「初回投与の前に、必ず血液検査が必要」です。

  1. 初回受診(1月下旬~2月上旬推奨)

    • 問診と血液検査を行います
      スギIgE値と総IgE値を測定し、投与量と投与間隔を決定します。

    • まずは既存の抗ヒスタミン薬等の服用を開始します。

  2. 2回目の受診(約1週間後)

    • 検査結果と、薬を飲んでいても症状が辛いことを確認し、ゾレアを注射します。

    • その後は、2週間または4週間ごとの通院・接種となります(おおむね3か月間)。

つまり、花粉が本気を出して飛び始める前に、準備(検査)をしておくのがベストです。


最後に

従来の治療でコントロールできない重症・最重症例は、ゾレアのような「攻め」の選択肢を提案します。

アレルギー外来では、小さなお子様から成人まで対応しております。
「今年はティッシュの箱を持ち歩きたくない!」この願いがすこしでも叶うよう対応したいと思います。


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武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科の外観写真の画像
当院の外観写真

 

 

院長 大熊 喜彰 (おおくま よしあき)
記事監修
院長 大熊 喜彰
(おおくま よしあき)

日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務

医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)

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