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冬になり急性胃腸炎が流行しています。
国立感染症研究所の報告によると、定点当たりの報告数は第43週(10/25~31)以降、増加が続いています。
突然の嘔吐や下痢を認めた場合は急性胃腸炎かもしれません。
感染性が強く、急性胃腸炎をきたすウイルスにはアルコールに抵抗性があるものもありますので手洗いをしっかり行うことが重要です。
急性胃腸炎
〇どんな病気?
ウイルスがおなかの中に入って胃や腸で炎症が起こる、いわゆる「おなかの風邪」です。
有名なウイルスには、ノロウイルスやロタウイルスがあります。
突然の嘔吐、下痢、腹痛、時に発熱をきたします。
一般的に12~72時間は嘔気・嘔吐が続きますが徐々に改善していきます。
〇潜伏期間
1~3日
〇感染経路と予防
吐物や便のウイルスが手を介して口から体に入ります。
感染力はとても強いと考えられています。
アルコールが効かないウイルスもありますので、流水及び石鹸による手洗いが非常に重要です。
〇治療方法
ウイルス感染ですので、特効薬はありません。
嘔吐、下痢に応じて自宅でのケアが重要です。
クリニックでは吐き気止めや整腸剤を処方します。
〇登園・登校はいつから?
嘔吐・吐き気、下痢がおさまり、いつも通り食事がとれるようになってからがいいでしょう。
登園許可証・登校許可証が必要になる場合があります。
川崎市中原区
アクセス:武蔵小杉、新丸子、元住吉、武蔵中原
武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科
院長 大熊 喜彰
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)