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当院の定点観測データに基づく、地域の感染症週報「もりのこIDWR」をお届けします。
※IDWR=Infectious Disease Weekly Report
今週はインフルエンザB型の流行がピークを迎えているほか、「喉の細菌感染症」である溶連菌が増え始めています。
先週と比較し、インフルエンザB型の勢いが止まりません。学級閉鎖・学年閉鎖など多発しており、の家庭内にも感染が波及しています。
【当院の診断数】
インフルエンザB型:117件 🔴(先週102件から増加)
急性胃腸炎(嘔吐下痢):74件 🟡(高止まり)
溶連菌感染症:13件 🟡(要注意)
インフルエンザA型:6件 🔵
新型コロナウイルス:1件 🔵
1. インフルエンザB型は「過去最多レベル」の流行です
先週の102件からさらに増え、117件となりました。 引き続き「腹痛・嘔吐」などの消化器症状を訴えるお子さんが多いのが特徴です。「お腹の風邪かな?」と思っても、周囲でインフルエンザが流行っている場合はB型を疑う必要があります。
2. 「溶連菌(ようれんきん)」が増えてきました
今週に入り、溶連菌感染症が13件と目立ち始めました。 主な症状は「38〜39度の熱」と「喉の痛み」です。舌がイチゴのように赤くなったり(イチゴ舌)、発疹が出ることもあります。溶連菌は抗生物質をしっかり飲み切ることが重要です。喉を痛がる様子があれば早めにご相談ください。
3. 胃腸炎も依然として多いです
インフルB型と症状が似ていますが、ウイルス性胃腸炎も74件と流行中です。手洗いの徹底と、嘔吐物の適切な処理(次亜塩素酸ナトリウムなど)で家庭内感染を防ぎましょう。
Q1. 溶連菌と診断されました。保育園・学校はいつから行けますか?
A. 「抗生物質を飲み始めてから24時間経過し、全身状態が良いこと」が登園・登校の目安です。 インフルエンザと違い、お薬が効けば感染力はすぐに下がります。ただし、再発や合併症を防ぐため、処方されたお薬は症状が消えても必ず最後まで飲み切ってください。
Q2. 昨年12月にインフルエンザA型にかかりました。B型にもかかることはありますか?
A. はい、あります。 型が違うため、A型が治った直後にB型にかかる(あるいはその逆)こともあります。油断せず、引き続き手洗い・うがいの予防を心がけてください。
Q3. 喉が痛いのですが、溶連菌でしょうか?
A. 咳や鼻水が「少ない」のが溶連菌の特徴です。 一般的な風邪と違い、溶連菌は「咳・鼻水はあまり出ないけれど、熱と喉の痛みだけが強い」という傾向があります。このパターンの場合は検査をおすすめします。
・週明けの月曜日は、発熱外来が大変混み合うことが予想されます。 発熱や咳、嘔吐・下痢などで小児科一般外来を受診する場合は、こちらのWeb予約ページから。
・WEB問診表は受診前に登録していただけるとスムーズです。
・AIカメラでのインフルエンザ診断機器「nodoca」は綿棒を使用せず痛くない検査です。希望があった場合に使用しています。
<参考>
当院Blog「インフルエンザ検査が「痛くない」時代へ!AI搭載「nodoca」導入のお知らせ ~もう、あの“鼻グリグリ”で泣かなくていい?~」
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当院の外観写真
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)
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