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【武蔵小杉】もりのこIDWR(地域の感染症週報)3/2〜3/7:インフルエンザB型は収束へ!春に向けて多様な感染症に注意

当院の定点観測データに基づく、地域の感染症週報「もりのこIDWR」をお届けします。
※IDWR=Infectious Disease Weekly Report

今週は、「インフルエンザB型の大流行が終わりを迎え、感染症の顔ぶれが春らしく多様化してきた」1週間でした。インフルエンザB型は先週からさらに半減しましたが、胃腸炎はしぶとく続いており、水痘(水ぼうそう)なども見られています。

今週の感染症ハイライト(3/2〜3/7)

インフルエンザB型はようやく落ち着きを取り戻しましたが、胃腸炎は引き続き一定数いらっしゃいます。また、春先特有のウイルスや水ぼうそうが散見されています。

【当院の診断数】

  • 急性胃腸炎(嘔吐下痢):55件 🟡(先週56件から横ばい・しぶとく継続中)

  • インフルエンザB型:37件 🔵(先週74件からさらに半減・大流行は収束へ)

  • 溶連菌感染症:5件 🔵(微減)

  • アデノウイルス:2件 🔵(微増)

  • RSウイルス感染症:1件 🔵(散発)

  • COVID-19:1件 🔵(ほぼ終息)

  • 水痘(水ぼうそう):1件 🟡(新規発生・要注意)

  • インフルエンザA型:0件 🔵(終息)

 

「武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科」の感染症週報「もりのこIDWR」(2026/03/02〜07)のアイキャッチ画像。白衣を着たクマの医師とリスの看護師のイラストとともに、今週の感染症動向として「インフルエンザB型(収束へ)」「胃腸炎(しぶとく継続)」「水痘・水ぼうそう(ポツリと発生)」のアイコンが描かれています。


院長からのアドバイス:今週は「胃腸炎の残り火」と「ポツポツ発疹」に注目

1. インフルエンザB型は収束!でも胃腸炎には引き続き警戒を
長く猛威を振るったインフルエンザB型は30件台まで減少し、ようやく安心できる水準になってきました。一方で、胃腸炎は55件と先週から横ばいです。嘔吐や下痢の症状でお困りのお子さんがまだまだいらっしゃいます。手洗いの徹底と、嘔吐時の次亜塩素酸ナトリウムでの消毒は引き続きお願いいたします。

2. 水ぼうそう(水痘)が出ました
今週、水痘(水ぼうそう)の患者さんが1名いらっしゃいました。水痘は非常に感染力が強いのが特徴です。「虫刺されかな?」と思うような赤いポツポツが、頭皮やお腹などから始まり、水ぶくれになって全身に広がる場合は要注意です。

3. 卒園・卒業シーズンに向けて体調管理を
これから卒園式や卒業式など、大切な行事が控えているご家庭も多いと思います。寒暖差も激しい時期ですので、無理をさせず、早寝早起きとバランスの良い食事で免疫力を保つことが大切です。


【医師が解説】今週のQ&A(春先の感染症&発疹編)

Q1. 水ぼうそう(水痘)のワクチンは2回打っていますが、かかりますか?
A. 2回接種していても、まれにかかることはあります(ブレイクスルー感染)。 しかし、ワクチンを打っている場合は、発疹の数が少なく、熱も出ないなど、症状が非常に軽く済む(軽症化する)ことがほとんどです。医学的エビデンスからも、重症化を防ぐためにワクチンの2回接種は非常に重要です。体に気になるポツポツを見つけたら、まずはクリニックまでお電話(044-739-0888)ください。

Q2. 家族内で胃腸炎が広がってほしくないです。アルコール消毒は効果がありますか?
A. ノロウイルスなどの感染性胃腸炎には、アルコール消毒は効きにくいです。 胃腸炎を防ぐ最も有効な方法は「石鹸と流水での丁寧な手洗い」です。特にトイレの後や食事の前はしっかり洗いましょう。また、嘔吐物や便で汚れた衣服や床の処理には、「次亜塩素酸ナトリウム(家庭用の塩素系漂白剤を薄めたもの)」を使用してください。

Q3. 卒園式が近いのですが、少し咳と鼻水が出ています。受診すべきでしょうか?
A. 熱がなく機嫌が良ければ慌てる必要はありませんが、長引く場合は一度診察にお越しください。 春先は寒暖差による鼻水や、花粉症などのアレルギー症状が出やすい時期でもあります。当院では小児のアレルギー診療も行っておりますので、感染症なのかアレルギーなのか見極め、お子さんの状態に合わせたお薬を処方いたします。大切な行事に万全の体調で臨めるようサポートさせていただきます。


ご家族の皆様へ
インフルエンザの波がようやく過ぎ去り、少しホッと一息つけるようになってきました。春のイベントを元気に迎えられるよう、一緒に体調管理をしていきましょう!

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武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科の外観写真の画像
当院の外観写真

 

院長 大熊 喜彰 (おおくま よしあき)
記事監修
院長 大熊 喜彰
(おおくま よしあき)

日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務

医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)

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