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当院を受診する、『うまれてすぐ~生後1か月前後の患者さんの受診理由のランキング』です。
<1位:顔やおでこ、からだの湿疹>
乳児湿疹や脂漏性湿疹の可能性があります。
スキンケア(よく洗い、よく流す、そして保湿)で改善する場合もありますが、湿疹が残る場合はご相談ください。
「そのうち治りますよね」と様子を見ているうちに、からだのほうまで湿疹が急速に広がったり、おでこから頭頂部にかけてかさぶたのような分厚い皮脂にバリバリに覆われてしまうこともあります。湿疹を改善し肌のバリア機能を正常に保つことは、食物アレルギーなどのリスクを下げる観点からも非常に重要です。
当院では軟膏を処方するだけでなく、自宅で正しい治療が継続できるよう軟膏の塗り方指導やスキンケア指導も併せて行っています。
<2位:お尻の荒れ>
多くはおむつ皮膚炎ですが、一部にカンジダ感染が見られます。
この疾患もスキンケア(よく洗い、よく流す、そして保湿)が重要ですが、起きてしまった炎症を早期におさえないと肛門の周りが真っ赤にずるむけてしまう(びらん)こともあります。
「ちょっとお尻が赤いだけ・・・」と侮らず、ご相談ください。
<3位:ウンチが出ません>
3~4日間排便がなかった場合、お腹の大渋滞を起こしているため吐いてしまうこともあります。
綿棒浣腸やお腹の「の」の字マッサージを丁寧に指導いたします。
また、たまった便を輩出し一旦仕切りなおすためにグリセリン浣腸も行います。
<4位:めやに>
「ある日、朝起きたら目やにで片方の目が開きません」と受診されます。
感染の有無を推定したり、鼻涙管閉塞(涙の流出路がせまい、もしくは詰まっている状態)の可能性を検討します。
軽症の鼻涙管閉塞の場合は、目頭のマッサージで改善することもありますのでやり方を指導させていただきます。
川崎市中原区
アクセス:武蔵小杉、新丸子、元住吉、武蔵中原
武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科
院長 大熊 喜彰
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)