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赤ちゃんを育てていると、「頭の形が少し左右で違う気がする」「いつも同じ方向を向いて寝ている」といった悩みを抱える親御さんは多いのではないでしょうか。向き癖による頭蓋変形症は、新生児から乳児期前半にかけてよく見られる現象です。このブログでは、向き癖の原因、予防方法、そして専門的な治療が必要な場合について、小児科医の視点から詳しく解説します。
向き癖による頭蓋変形症は、赤ちゃんが向き癖により頭を特定の方向へ向き続けることにより、頭の形が歪んでしまう状態です。特に、生後2~4か月の間に多く見られます。頭蓋骨が柔らかく成長途中である赤ちゃんは、寝る姿勢や向き癖の影響を受けやすいことが知られています。
よく見られる症状
家庭でのケアで改善が見られない場合や、以下のような症状がある場合は、小児科を受診しましょう。生後3か月後半から遅くとも生後6か月初めでの受診をお勧めします。ヘルメットによる頭蓋矯正療法を行う場合は、早めの開始が効果的と言われているためです。
治療の選択肢
ヘルメット療法: 頭蓋骨の成長を促しながら形を整える専用ヘルメットを使用する治療法です。自費診療となります。
赤ちゃんの頭の形の歪みは、早期の対応で一定程度の改善が見込めます。親御さんの少しの工夫で、赤ちゃんが快適に成長できる環境を作ることができます。当院では、向き癖や頭の形に関するご相談を随時受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
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川崎市中原区
アクセス:武蔵小杉、新丸子、元住吉、武蔵中原
武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科
院長 大熊 喜彰
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)