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<事故予防⑥>他人事じゃない! 抱っこ紐からの転落事故!?転落しないための対策と、もしもの時の対処法

抱っこ紐は、赤ちゃんを抱っこしたり移動したりする上で、もはやなくてはならない育児グッズですよね。私も4人の子育て中は本当にお世話になりました。

でも、その便利さの陰に潜む危険について、どれくらいご存知でしょうか?

今回は、抱っこ紐からの赤ちゃんの転落事故について、お話ししたいと思います。

「うちの子は大丈夫」

「まさかそんなこと」

と思っている方、本当に他人事ではありません。実は、消費者庁にもたくさんの転落事故の報告が寄せられています。
実際に転落事故はどのような状況で起きるのでしょうか。その多くは、ちょっとした油断から起こることがわかっています。

具体的には、以下のような状況が挙げられます。

  • かがんだ拍子に
    床に落ちたものを拾おうと前かがみになったり、靴を履こうとしゃがんだりした際に、赤ちゃんがするっと滑り落ちてしまうことがあります。
  • 抱っこ紐の着脱時に
    抱っこ紐を装着しようとしたり、外そうとしたりする際に、赤ちゃんが完全に固定されていない状態でバランスを崩し、転落してしまうことがあります。
  • ベルトやバックルの締め忘れ
    うっかりベルトの締め付けが甘かったり、バックルを留め忘れていたりすると、赤ちゃんが落下する危険性が高まります。
  • 肩ひものずれ
    肩ひもがずれてしまい、赤ちゃんの重心が不安定になることで、転落につながることがあります。
  • 立ったままの授乳やあやしている時
    授乳中や、立ったまま赤ちゃんをあやしている最中に、気が緩んで転落させてしまうことがあります。
  • 寝ていた赤ちゃんを抱き上げようとした時
    寝ている赤ちゃんを、ベッドや布団から抱っこ紐で抱き上げようとした際、十分な確認を怠って転落させてしまうことがあります。

このように、転落事故は特別な状況で起きるわけではなく、日々の生活の中の「うっかり」や「油断」から起こることが多いのです。


消費者庁HP Vol.587から引用

特に、事故が起こりやすい時期や年齢があることをご存知ですか?

消費者庁の報告によると、生後4ヶ月から9ヶ月の赤ちゃんに事故が集中しています。

この時期の赤ちゃんは、首がすわり、動きが活発になり始めます。しかし、まだ自分で危険を回避する能力はありません。このような発達段階と、抱っこ紐の不適切な使用が重なることで、事故のリスクが高まるのです。

では、どうすれば転落事故を防ぐことができるのでしょうか?

4つの予防策

  1. 正しい装着方法を徹底する
  • 抱っこ紐の取扱説明書を必ず読み、正しく装着しましょう。
  • 肩ひもや腰ベルトは、緩みがないようにしっかりと締めましょう。
  • 赤ちゃんが適切な位置に収まっているか、毎回確認しましょう。
  1. 着脱時は安全な場所で行う
  • 抱っこ紐の着脱は、必ず座って行いましょう。
  • ソファやベッドの上など、万が一転落しても衝撃が少ない場所で行うのが理想的です。
  • 着脱の際は、赤ちゃんの体に必ず手を添えるようにしましょう。
  1. かがむ時は膝を曲げる
  • 床のものを拾うときなど、前かがみになる際は、抱っこ紐をつけたままかがまず、必ず膝を曲げてしゃがむようにしましょう。
  • こうすることで、赤ちゃんの滑り落ちを防ぐことができます。
  1. 常に赤ちゃんの様子を確認する
  • 抱っこ紐を使用していても、常に赤ちゃんの様子に気を配り、不自然な体勢になっていないか、ベルトが緩んでいないかなどをこまめに確認しましょう。
  • 赤ちゃんがぐずったり、急に動き出したりした際は、慌てずに対応しましょう。

こうした予防策を講じることで、事故のリスクを大幅に減らすことができます。しかし、どんなに気をつけていても、万が一の事故が起こってしまう可能性はゼロではありません。

もしも赤ちゃんが抱っこ紐から転落してしまったら、どうすればいいのでしょうか?

 

転落後の対応:もしも転落させてしまったら、まずは落ち着いて

万が一、赤ちゃんが転落してしまったら、慌てず落ち着いて以下の手順で対応してください。

  1. 赤ちゃんの意識を確認する
  • 名前を呼んで反応があるか、泣いているかなど、赤ちゃんの意識を確認しましょう。
  • 意識がない、呼びかけに反応しない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
  1. 外傷の有無を確認する
  • 赤ちゃんの頭や体に、出血や腫れ、変形がないか確認しましょう。
  • 頭を強く打った場合は、特に注意が必要です。
  1. 様子を注意深く観察する
  • 意識がはっきりしていても、頭を打った場合は数日間は注意深く観察する必要があります。
  • 嘔吐を繰り返す、顔色が悪い、ぐったりしている、けいれんがある、ぼんやりしている、いつもと違う様子が見られるなど、少しでも気になる症状があれば、すぐに医療機関を受診してください。
  • 外見上は大丈夫そうに見えても、頭の中では出血や腫れが起きている可能性があります。
  1. 医療機関を受診する
  • 転落した高さや状況、赤ちゃんの様子に関わらず、一度は医療機関を受診し、医師の診察を受けることを強くお勧めします。
  • 「大したことなさそうだから」と自己判断せず、専門家である小児科医の意見を仰ぎましょう。

当院でも、転落事故後のご相談を承っております。もし心配なことがあれば、いつでもご相談ください。

抱っこ紐は、育児を楽にしてくれる素晴らしいツールです。しかし、その使い方を誤ると、大きな事故につながる可能性があります。正しい知識と使い方を身につけ、赤ちゃんと安全で楽しい毎日を過ごしてください。

 

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当院の外観写真

 

院長 大熊 喜彰 (おおくま よしあき)
記事監修
院長 大熊 喜彰
(おおくま よしあき)

日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務

医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)

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