現在流行中のリンゴ病(伝染性紅斑)とは?症状と対策を詳しく解説 - 中原区、武蔵小杉駅の小児科 - 武蔵小杉森のこどもクリニックのブログ

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現在流行中のリンゴ病(伝染性紅斑)とは?症状と対策を詳しく解説

リンゴ病が再び流行中!2024年の状況

現在、リンゴ病(伝染性紅斑)が全国的にじわじわと広がりを見せています。東京都内では、定点当たりの患者報告数が上昇し、特に小児を中心に感染が増加している状況です。この感染症は数年に一度流行することが知られていますが、今年は例年よりも注意が必要です。

リンゴ病とは?

リンゴ病は、ヒトパルボウイルスB19というウイルスが原因で引き起こされる感染症です。両頬が赤くなる特徴的な発疹が現れることから「リンゴ病」と呼ばれますが、正式名称は「伝染性紅斑」です。発疹が出る前の風邪症状が感染のピークであり、この時期に周囲に感染を広げやすい点が特徴です。

症状

  • 初期症状:軽い発熱、倦怠感、咳や鼻水などの風邪のような症状
  • 特徴的な症状:頬の赤い発疹(リンゴのような赤み)、手足にレース状の発疹
  • 成人の場合:関節痛や腫れを伴うことがあり、症状が重くなることもあります。

注意が必要な方

妊婦が感染すると胎児に影響を及ぼす可能性があります。特に妊娠初期では胎児水腫や流産のリスクが高まるため、妊婦さんやその家族は感染対策を徹底する必要があります。また、免疫力の低下している方や慢性貧血のある方も注意が必要です。

対策

現在、リンゴ病の予防ワクチンは存在しません。症状に合わせた対症療法となります。
以下の予防策が重要です:

  1. 手洗いの徹底:特に帰宅時や食事前はしっかり手を洗う。
  2. マスク装着や咳エチケット
  3. 体調管理:風邪の症状がある場合は無理をせず休む。
  4. 妊婦の方への配慮:体調不良の際は妊婦さんに近づかないようにする。

医療機関を受診すべき場合

ほとんどのこどもは特別な治療を必要とせず、自然に治癒します。しかし、発疹が消えた後も長期間症状が続く場合や、妊婦・免疫不全の方の場合は、早めに医師に相談してください。

当クリニックでの対応

当クリニックでは、リンゴ病の診断や症状の相談を承っています。お気軽にお問い合わせください。


最新の流行情報について、詳しくは【東京都感染症情報センター】や【国立感染症研究所】のデータをご覧ください。

 

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武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科
院長 大熊 喜彰

院長 大熊 喜彰 (おおくま よしあき)
記事監修
院長 大熊 喜彰
(おおくま よしあき)

日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務

医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)

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