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冬になると湿度が低下し、お子さんの肌トラブルが増える季節です。特に、乾燥性皮膚炎や皮脂欠乏性皮膚炎を起こし、「身体がガサガサする」「かゆくて寝られない」といった症状を訴える子どもが増えています。今回は、親御さんが日常生活で取り組めるスキンケアの具体的な方法についてお伝えします。
乾燥性皮膚炎や皮脂欠乏性皮膚炎は、空気が乾燥し皮膚の水分や油分が失われることで起こります。症状としては、肌が白っぽく粉をふいたようになる、触るとざらざらしている、かゆみが強くなるなどが見られます。これを放置すると、湿疹や炎症を引き起こし、さらに悪化してしまうこともあります。
乾燥肌を防ぐためには、肌を外側と内側からしっかり守ることが重要です。以下のステップをぜひ試してみてください。
室内の湿度は40~60%が理想です。湿度計を活用して定期的に確認し、加湿器や洗濯物の室内干しなどで調整しましょう。特に暖房を使うと空気が乾燥しやすいので注意が必要です。
お子さんの肌は大人よりも薄く乾燥しやすいため、保湿剤をしっかり使うことが重要です。
保湿ケアだけでは改善しない赤みや湿疹、強いかゆみがある場合は、適切な治療が必要です。当クリニックでは、お子さんの年齢や症状に応じたステロイド外用薬を処方しています。ステロイドは正しく使えば安全ですので、心配なことがあれば遠慮なくご相談ください。
冬の乾燥肌対策は、毎日のケアが大切です。「こどもスキンケア」を合言葉に、加湿と保湿でお子さんの肌を守り、快適な冬を過ごしましょう。肌トラブルでお困りの際は、いつでもお気軽にご相談ください。
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<参考>
・環境再生保全機構:乳幼児スキンケア
・環境再生保全機構:知っておきたい乳児のスキンケア
川崎市中原区
アクセス:武蔵小杉、新丸子、元住吉、武蔵中原、日吉
武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)