ブログ
Blog
Blog
春や秋には、花粉症の症状に悩まされる方が増えます。特にお子さんが花粉症になってしまうと、くしゃみや鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどがつらそうで、親御さんとしては何とかしてあげたいですよね。
花粉症の治療に使われる「抗ヒスタミン薬」ですが、「飲むと眠くなるのでは?」と心配される方も多いのではないでしょうか。一方で、「眠気が出るくらい強い薬の方が効く!」と考えている方もみられます。でも実は、抗ヒスタミン薬の効果の強さと眠気の強さは必ずしも比例するわけではありません。
そこで今回は、眠気の少ない抗ヒスタミン薬について、小児科医の視点からわかりやすく解説します。
抗ヒスタミン薬は、アレルギー反応の原因となる「ヒスタミン」という物質の働きを抑えるお薬です。花粉症だけでなく、じんましんやアレルギー性鼻炎の治療にも使われています。
このお薬には「第1世代」と「第2世代」があり、一般的に第1世代の薬は眠気が出やすい傾向があります。例えば、「ポララミン®」や「レスタミン®」は昔から使われていますが、眠くなりやすいので日中に飲むのは避けた方がよい場合もあります。
一方で、「第2世代抗ヒスタミン薬」は、眠気が少なく、仕事や勉強、学校生活への影響が少ないため、日常生活に取り入れやすいというメリットがあります。
眠気が少なく、花粉症治療に適した第2世代抗ヒスタミン薬には、以下のようなものがあります。
・眠気がほとんどなく、安全性が高いことで知られる。
・1日2回内服。
・子ども用のドライシロップ(甘い散剤)があり、小児にも処方しやすい。
・眠気が非常に少なく、勉強や仕事に影響しにくい。
・1日1回の服用で長時間効果が続く。
・子ども用のドライシロップ(甘い散剤)もあり、小児の花粉症治療にもよく使われる。
・12歳以上の小児と成人で使用可能。
・1日1回の服用で長時間効果が続く。
・眠気が少なく、集中力への影響がほとんどない。
・成人が使用可能。
・1日1回の服用で長時間効果が続く。
・眠気が出にくく、効果も高い抗ヒスタミン薬の一つ。
・食事の影響を受けやすいため、空腹時に服用するのがポイント。
これらの薬は、しっかり効果を発揮しつつも、眠気が少ないため、学校や仕事のある日でも安心して使えるのが特徴です。
これらの薬は、しっかり効果を発揮しつつも、眠気が少ないため、学校や仕事のある日でも安心して使えるのが特徴です。
小児の花粉症治療では、以下の点に注意しましょう。
✅ 早めの治療を心がける
花粉の飛散が始まる前(1月末や2月初旬)からお薬を服用すると、症状を軽く抑えられることがあります。
✅ 子どもに合った薬を選ぶ
アレグラ®やクラリチン®は、子ども用もあるため、小さなお子さんにも服用しやすいです。
✅ 薬だけに頼らず、花粉対策も大切
外出時はマスクや帽子を着用する。
帰宅後は衣服についた花粉をしっかり払い落とす。
室内では空気清浄機を活用する。
抗ヒスタミン薬は、効果が強いからといって必ずしも眠気が出るわけではありません。また、眠気が強いからと言って効果が必ずしも強いわけでもありません。花粉症の治療では、眠気が少なく、日常生活に影響を与えにくい薬が使いやすいでしょう。
お子さんの花粉症に悩んでいる場合は、症状や生活スタイルに合った治療を選ぶことが大切です。当クリニックでも、一人ひとりに合った治療をご提案できますので、気になる方はぜひご相談ください。
<花粉症治療参考リンク>
■舌下免疫療法Blog
■重症花粉症に対する最新治療
当院の外観写真
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)