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当院の「トラベルワクチン外来」では海外出張、その帯同、旅行、留学などで海外渡航するかたが多く受診されています。
楽しい海外生活の準備の真っ只中、「そういえば、海外の感染症って大丈夫なのかな…?」と、ふと心配になることもあるかもしれません。そうは言っても、渡航先に必要と思われるワクチンをご自身でアレンジするのは難しいと思います。
当院トラベルワクチン外来は、小児も成人も対応していますので、ご家族まとめての対応も可能ですし、渡航先別に最適なワクチンの提案・スケジューリングをさせていただきます。。渡航が決まりましたらお早めにまずはご相談ください。
トラベルワクチン外来はお電話で受け付けております(044-739-0888)。
今回は、出張・留学で多くの方が渡航する欧州(南ヨーロッパ、東ヨーロッパ、西・北ヨーロッパ)において推奨されるワクチンをご紹介します。
<南ヨーロッパ>
イタリア、バチカン市国、サンマリノ、キプロス、マルタ、ギリシャ、スペイン、ポルトガル
<東ヨーロッパ>
ウクライナ、スロバキア、チェコ、ハンガリー ポーランド、ベラルーシ、ロシア
<北・西ヨーロッパ>
フランス、オーストリア、スイス、オランダ、ドイツ、ベルギー、モナコ、イギリス、アイルランド、アイスランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニア
まず、大前提として、どの地域に渡航するとしても、以下のワクチンは接種歴を確認し、合計2回の接種を強く推奨します。
これらの感染症は、日本でも流行することがありますが、海外ではさらに流行規模が大きかったり、重症化しやすい地域もあります。せっかく海外で活躍したり、楽しんだりする中で、これらの病気にかかってしまっては大変です。ご自身の感染予防はもちろん、海外で出会う方々への感染拡大を防ぐためにも、ぜひ接種をご検討ください。
また、すべての渡航先でインフルエンザワクチン接種を推奨します。
一般的に衛生環境は良好ですが、地域によってはダニ媒介性脳炎などのリスクもあります。また、国境を越えて移動する機会も多いため、広域での感染症情報に注意しましょう。
「なんだか、たくさんあってどれを打てばいいのか分からない…」
そう思われた方も大丈夫です。これらの情報はあくまで一般的な目安です。渡航先での具体的な活動内容や滞在期間、これまでのワクチン接種歴などによって、必要なワクチンは一人ひとり異なります。
最も大切なのは、渡航が決まったら、なるべく早くトラベルワクチンを扱っている医療機関に相談することです。ワクチンによっては複数回の接種が必要なものも多くあり、効果が発揮されるまでに時間がかかることがあります。渡航が決まったらすぐにご相談いただくのがよいと思いますが、遅くとも、出発の2ヶ月前にはご相談いただくことをお勧めします。
当院では、皆さんの渡航計画や健康状態を詳しくお伺いし、最適なワクチン接種プランをご提案させていただきます。安心して海外での時間を過ごせるよう、一緒に準備を進めていきましょう!
ご不明な点がありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
「武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科」は 「家族とともに未来を担うこども達の健やかな成長と幸せを目指します」という理念のもと、わかりやすく、優しく寄り添った診療を心がけています。日本小児科学会認定小児科医・日本皮膚科学会認定皮膚科専門医がエビデンスに基づいた情報提供はもちろん、ご家族の不安を少しでも和らげられるよう、丁寧な説明を大切にしています。
小児科では、一般診療・予防接種・乳幼児健診はもとより、小児のアレルギー(食物アレルギー・気管支ぜんそく・花粉症・舌下免疫療法など)・夜尿・低身長・思春期早発症・トラベルワクチン・心臓・赤ちゃんのあたまの形・便秘・腎臓・起立性調節障害・こどもの頭痛など、幅広い専門外来も担当しています。
皮膚科・小児皮膚科では成人も小児も拝見しており、皮膚科学会認定皮膚科専門医である女性医師が、患者様一人一人にきめ細やかな診察を行い、安心して治療を受けて頂けるよう努めています。
軟膏は処方するだけでなく、自宅で正しい管理が継続できるように塗り方指導にも力を入れています。また、アトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症、乾癬等に対する紫外線療法も行っています。
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当院の外観写真
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)