令和7年1月29日から川崎市で1か月健診の費用一部助成がスタートします。この大切な健診は、新生児の健康状態を確認し、赤ちゃんとご家族が安心して育児を進められるようサポートするためのものです。当院でも1か月健診を実施しております。お熱の患者さんと接することがないよう感染対策を講じています。ぜひご利用ください。

今回は、1か月健診で行う内容やチェックポイント、持ち物について詳しくご説明します。

1か月健診で行う内容

1か月健診では、赤ちゃんの健康状態を総合的にチェックします。具体的には以下のような内容があります。

1. 身体測定

• 体重、身長、頭囲、胸囲を測定し、出生時からの成長具合を確認します。

2. 身体の診察

• 皮膚の状態：湿疹や黄疸がないか。
• 筋肉や関節の発達：首の動きや筋緊張の異常がないか。
• おへそのトラブル（じゅくじゅくやでべそなど）
• 内臓の状態：心音や腹部の触診。
• 性器や肛門の異常がないか。

3. 反射や発達の確認

• 原始反射（モロー反射や吸啜反射など）の確認。
• 視覚や聴覚の反応を簡単に評価します。

4. ご家族からのヒアリング

• 授乳や睡眠のリズム、排便や排尿の状態。
• 育児に関する悩みや不安についてお聞きします。

チェックすべき状態や疾患

1か月健診では、以下のような状態や疾患を早期に見つけることが目的です。

• 体重増加不良：適切に授乳できているか、母乳やミルクが足りているか。
• 先天性疾患：心疾患や股関節脱臼などの確認。
• 黄疸の持続：生理的黄疸が長引いていないか。
• 感染症の兆候：発熱や皮膚の異常など。
• 発達の遅れ：反射の異常や筋緊張の異常。

何か気になる点がある場合は、適切な専門機関への紹介も行います。

健診時の持ち物

スムーズに1か月健診を受けるために、以下の持ち物をご準備ください。

1. 母子健康手帳
2. 問診表・調査票（川崎市から配布されたもの）
3. 替えのオムツとおしりふき
4. 授乳用のミルクや哺乳瓶（必要な場合）
5. バスタオル（赤ちゃんの体を包むため）
6. 赤ちゃんの着替え
7. 質問や不安をメモしたノート

当日は、赤ちゃんもご家族もリラックスできるよう、時間に余裕を持ってお越しください。

森のこどもクリニックの1か月健診の特徴

森のこどもクリニックでは、以下の点に力を入れております。

• 丁寧な診察：赤ちゃんの小さなサインも見逃しません。
• 育児相談の充実：経験豊富なスタッフが不安や疑問にお答えします。
• 予約制で待ち時間短縮：ご家族の負担を減らします。

初めての育児で不安も多い時期だからこそ、私たちは親身になってサポートします。

ご予約・お問い合わせ

1か月健診は、予約サイトからはクリーンタイム（お熱の子がいない時間：13:30～16:30）でご予約をお受けしています。午前中にお受けすることもできますが、その場合は当院までお電話ください。

• 電話：044-739-0888
• 予約サイト

赤ちゃんの健やかな成長を一緒に見守りましょう。皆さまのご来院をお待ちしております。

＜参考＞
川崎市HP：こどもの健診（１か月児健康診査）

 

川崎市中原区
アクセス：武蔵小杉、新丸子、武蔵中原、元住吉、日吉
武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科
院長　大熊 喜彰