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「赤ちゃんが生まれた時から、息を吸うたびにゼーゼー、ヒューヒューと音がする…」
初めての育児で、赤ちゃんの呼吸に不安を感じているお母さんもいるかもしれません。
実は、赤ちゃんが生まれた直後から呼吸時に音がする状態を「先天性喘鳴」と呼びます。
今回は、この先天性喘鳴について、わかりやすく解説していきます。
先天性喘鳴とは、出生直後や新生児期にゼロゼロ・ゼーゼーする病気の総称です。赤ちゃんが生まれつき持っている喉や気管の構造が原因で、呼吸をする時にゼーゼー、ヒューヒューといった音が聞こえる状態を指します。
多くの場合、喉頭軟化症という、喉の入り口にある軟骨が柔らかいため、息を吸う時に気道を塞いでしまうことが原因です。
先天性喘鳴の原因として考えられる病気は、主に以下のものがあります。
先天性喘鳴は、多くの場合、成長とともに自然に改善していきます。しかし、中には治療が必要な場合もありますので、赤ちゃんの様子をよく観察することが大切です。
特に以下の点に注意してください。
動画を撮っておくと便利!
受診の際には、赤ちゃんがゼーゼーしている時の様子を動画で撮影しておくと、医師の診断に役立ちます。
喉頭軟化症の場合、ほとんどの赤ちゃんは1歳~2歳頃までに自然に改善していきます。
しかし、症状が重い場合や、他の病気が原因の場合は、治療が必要になることもあります。
赤ちゃんの呼吸に少しでも不安を感じたら、早めに小児科を受診しましょう。
小児科専門医による診察と適切なアドバイスを受けることで、安心して育児を進めていくことができます。
「武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科」では、先天性喘鳴をはじめ、お子様の呼吸に関する様々な症状に対応しております。お気軽にご相談ください。
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)