親子で学ぼう!こどもが安心できる防災対策~地震から家族を守るために~ - 中原区、武蔵小杉駅の小児科 - 武蔵小杉森のこどもクリニックのブログ

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親子で学ぼう!こどもが安心できる防災対策~地震から家族を守るために~

先日、ミャンマーで大きな地震が発生しました。このニュースを見て、「もし自分の住んでいる場所で地震が起こったら?」と考えた方も多いのではないでしょうか。特に、小さなお子さんがいるご家庭では、どのように備えればいいのか悩むこともあるかと思います。

当院では、普段から子どもたちの健康を守ることを第一に考えていますが、健康だけでなく、 「災害時に子どもたちの命を守ること」 もとても大切だと感じています。今日は、 子ども目線での防災対策 についてお話しします。


子どもは地震のとき、どう感じる?

大人は地震が起こると、「まずは机の下に隠れよう」と冷静に考えられますが、 小さな子どもは「何が起こったの?」とパニックになってしまうことが多い です。

実際、過去の地震では、幼児や小学生の子どもたちが、

  • 泣き叫んで動けなくなる

  • 怖くて親にしがみつく

  • どうしたらいいかわからず、ウロウロしてしまう

といった行動をとることがわかっています。

だからこそ、 子ども自身が「こうすればいいんだ」と身につけることが大切 です。そのためには 日常の中で「楽しく」防災を学ぶこと がポイントになります!


おうちでできる!子ども目線の防災対策

1. 「ダンゴムシポーズ」を遊びながら覚えよう!

地震のとき、 頭を守ることが最優先 です。そのために、 「ダンゴムシポーズ(防災ずきんポーズ)」 を身につけておきましょう。

やり方は簡単!

  1. 頭を両手で抱えてしゃがむ

  2. できるだけ小さく丸まる

  3. そのままじっとする

これを 「地震がきたらダンゴムシになろう!」 と遊びながら練習すると、子どもも覚えやすくなります。

💡 親子で防災ゲームをしよう! 「突然ダンゴムシゲーム」をすると、楽しく練習できます!
✅ 「地震!」と声をかけたら、すぐにダンゴムシポーズをする
✅ 誰が一番早くできたか競争する

楽しく繰り返すことで、いざという時にもスムーズに行動できるようになります。


2. こども専用の「防災リュック」を作ろう!

非常用持ち出し袋は大人だけでなく、 子どもにも専用のリュックを準備しておくのがおすすめ です。

📌 子ども用防災リュックに入れるもの
✔ 小さめの水筒(500ml)
✔ 子どもが食べやすい非常食(ビスケット、ゼリー飲料など)
✔ 懐中電灯(小さめのもの)
✔ 家族の写真(はぐれた時のため)
✔ お気に入りのおもちゃやぬいぐるみ(安心材料に)

特に お気に入りのおもちゃや絵本 は、避難先でのストレスを和らげる大切なアイテムになります。

👦 こどもの声 「大好きなぬいぐるみがあると、こわくても少し安心する!」


3. 避難場所まで「かくれんぼごっこ」で歩いてみよう!

実際に地震が起こったとき、 どの道を通って避難すればいいか知っていることが大切 です。

でも、「ただ避難ルートを確認するだけ」では子どもは退屈してしまいますよね?そこでおすすめなのが 「避難ルート探検ごっこ」 です!

✅ いつもの散歩コースを避難ルートに見立てる
✅ 「ここにブロック塀があるね」「こっちは広い公園だから安全そうだね」など、話しながら歩く
✅ 「かくれんぼ」しながら、安全な場所を探してみる

こうすることで、 子ども自身が「どこが安全か」を意識できるようになります。


大人ができる大事な事

1.家具の転倒防止対策

地震の際、家具の転倒は大きな危険を伴います。特に子ども部屋では、背の高い本棚やタンスなどが倒れないよう、転倒防止器具を取り付けましょう。また、子どもと一緒に「この家具が倒れたらどうなるかな?」と考えることで、危険意識を高めることができます。

2.非常食の試食とローリングストック

非常食は、いざという時に備えて日頃から試食し、子どもが食べ慣れておくことが大切です。また、普段の食事に非常食を取り入れ、食べた分を買い足す「ローリングストック」方式を取り入れると、常に新しい非常食を備蓄できます。子どもと一緒に「今日は非常食を食べてみよう!」と楽しみながら試すことで、非常時の食事への抵抗感も減らせます。


地震が怖かった子どもへのケアも大切!

大きな地震を経験すると、 子どもは強いストレスを感じる ことがあります。

「また地震が来たらどうしよう…」
「家が壊れたらどうしよう…」

と、不安になってしまうことも。

そんなときは 子どもの気持ちをしっかり受け止めることが大事 です。

🗣 親の声かけ例
「びっくりしたね。でも、ちゃんとダンゴムシポーズできてたね!」
「パパとママがいるから大丈夫だよ。一緒に準備しようね。」

安心できる言葉をかけて、 「家族でちゃんと備えているから大丈夫」と伝えてあげましょう。


まとめ:防災は「楽しく」「日常に取り入れる」ことがカギ!

地震はいつどこで起こるかわかりません。でも、 子どもと一緒に防災を学び、準備しておけば、いざという時も落ち着いて行動できます。

今日からできることをおさらい!

「ダンゴムシポーズ」を遊びながら練習する
子ども専用の防災リュックを作る
避難ルートを探検ごっこしながら確認する
地震が怖かった子どもの心をケアする

これらを 家族で楽しく取り入れながら、日頃から防災意識を高めていきましょう!

「もしもの時」ではなく 「いつもの習慣」として、防災を身につけることが大切 です。
今日からさっそく、親子で防災について話し合ってみてくださいね!

<参考>
Save the Children「子どもの防災について。地震にどう備えるのか再考してみませんか?
東京都教育委員会防災教育ポータルサイト

 

武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科の外観写真の画像
当院の外観写真

 

院長 大熊 喜彰 (おおくま よしあき)
記事監修
院長 大熊 喜彰
(おおくま よしあき)

日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務

医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)

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