臍ヘルニアのスポンジ圧迫法 - 中原区、武蔵小杉駅の小児科 - 武蔵小杉森のこどもクリニックのブログ

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臍ヘルニアのスポンジ圧迫法

臍ヘルニアとは、いわゆる「でべそ」のことです。
生後まもなくその緒が取れた後、へその緒が通っていた穴を塞ぐために壁として、へその真下の筋肉が作られます。その過程で、一時的に不十分で、壁の穴が閉じていない状況が生じます。すると、その穴より腸が脱出してせり出します。
これが「臍ヘルニア」です。
おなかのなかの腸が出たり入ったりするため、触れると柔らかく、圧迫するとグジュグジュとした盛り上がりを触れることができます。あかちゃんが泣いておなかに力が加わるとすぐにとび出て、泣きやんだり、静かに寝ているときは引っ込んでいます。

臍ヘルニアは、生後1か月を過ぎたころから認められ、生後3か月ごろに一番大きく膨らみます。その後は徐々に小さくなり、1歳ごろまでに80%、2歳ごろまでには90%が自然治癒するといわれています。
2歳を越えてもヘルニアが残っている場合や、ヘルニアは治ったけれども皮膚がゆるんでしまっておへそが飛び出したままになっている時には、手術が必要になることがあり、小児外科医に紹介します。

当クリニックでは極力、ヘルニア治癒後の皮膚のしわ、たるみが残らないようにスポンジ圧迫法を積極的に行っています。
お臍の出っ張りをお腹の穴に押し込んで、スポンジで圧迫し、その上から防水フィルムを貼るというやり方です。
1か月健診以降気になっている、あるいは3-4か月健診で臍ヘルニアを指摘された、等ありましたら一度ご相談ください。

 

川崎市中原区
アクセス:武蔵小杉、新丸子、元住吉、武蔵中原
武蔵小杉 森のこどもクリニック 小児科・皮膚科
院長 大熊 喜彰

院長 大熊 喜彰 (おおくま よしあき)
記事監修
院長 大熊 喜彰
(おおくま よしあき)

日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務

医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)

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