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帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水痘–帯状疱疹ウイルス(VZV)によって引き起こされる感染症です。このウイルスは、子どもの頃に水ぼうそうを発症した後、体内の神経節に潜伏し、免疫力が低下した際に再活性化することで発症します。ストレスや加齢、病気などが免疫力低下の主な原因とされています。
帯状疱疹の主な症状は次のとおりです:
顔や目の周囲に発症した場合は視力障害や聴力障害を引き起こす可能性があり、早急な治療が必要です。
帯状疱疹の治療は、以下の方法で行われます:
シングリックス®は、帯状疱疹の予防に高い効果を発揮するワクチンです。50歳以上の方を対象に開発され、従来の生ワクチンと比較してより高い予防効果が期待できます。このワクチンは不活化ワクチンであるため、免疫力が低下している方や糖尿病などの基礎疾患を持つ方でも安全に接種できます。
臨床試験において、シングリックス®は帯状疱疹の発症を97%以上防ぐ効果が確認されています。また、帯状疱疹後神経痛(PHN)の予防にも有効です。
シングリックス®は通常、2回接種します(筋肉注射)。初回接種後、2か月後に2回目の接種を行います。接種スケジュールについては医師と相談し、最適なタイミングを決めることが大切です。
接種部位の腫れや痛み、軽い発熱、倦怠感などの副反応が起こることがありますが、多くの場合は数日で治まります。
帯状疱疹は年齢を重ねるごとに発症リスクが高まるため、予防が非常に重要です。特に、痛みや後遺症が長引く可能性を考えると、シングリックス®による予防接種は効果的な選択肢となります。
当クリニックではシングリックス®の接種を受け付けています。興味のある方はお気軽にお電話(044-739-0888)でお問い合わせください。健康な毎日を守るために、一緒に最善の対策を考えましょう!
<参考>
当院HP帯状疱疹予防ワクチン特設ページ
川崎市中原区
アクセス:武蔵小杉、新丸子、武蔵中原、元住吉、日吉
武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科
院長 大熊 喜彰
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)