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はじめに
授乳は赤ちゃんとの大切なふれあいのひとときですが、どこかのタイミングで「おっぱい卒業」を考えなければならない時期が訪れます。では、いつ頃やめるのが良いのでしょうか?そして、スムーズに離乳を進めるにはどのような工夫が必要なのでしょうか?この記事では、授乳をやめるベストなタイミングとその進め方について詳しく解説します。
授乳をやめる時期に「これが正解」という明確な基準はありません。赤ちゃんの発育や家庭の状況、ママの気持ちに合わせてタイミングを決めることが大切です。ただし、次のような目安を参考にするとよいでしょう。
スムーズに授乳をやめるためには、いくつかのポイントがあります。赤ちゃんの負担を減らしながら進めるためのコツをご紹介します。
いきなり授乳をやめるのではなく、1日1回ずつ減らしていくことで赤ちゃんの心理的な負担を軽減します。また、ママの体にも負担をかけず、母乳の分泌を自然に減らせます。
例えば、昼間の授乳を先に減らし、夜寝る前の授乳は後回しにするなど、赤ちゃんが落ち着きやすい時間帯は残しておくとスムーズです。
授乳の代わりに抱っこや読み聞かせなど、赤ちゃんが安心できる方法を取り入れましょう。「おっぱいがなくても安心できる」と感じられる環境作りが大切です。
赤ちゃんが強いストレスを感じているようであれば、無理せず一時的に授乳を再開することも選択肢です。
授乳をやめることは、赤ちゃんだけでなくママにとっても大きな変化です。特に、急に母乳をやめると乳腺炎のリスクが高まるため、ママ自身のケアにも注意が必要です。
授乳が終わることで「赤ちゃんとのつながりが薄れるのでは」と感じるママもいますが、赤ちゃんとのふれあいは授乳以外にもたくさんあります。離乳は新しい親子関係のステップと考え、前向きにとらえましょう。
Q1. どのタイミングで授乳をやめるべきかわかりません。
A1. 赤ちゃんの発育や離乳食の進み具合を基準にしつつ、無理のない範囲で進めてください。保育士や医師など専門家に相談するのもおすすめです。
Q2. 夜間授乳だけ続けても問題ないですか?
A2. はい、夜間授乳は赤ちゃんが安心するために続けることがよくあります。ただし、赤ちゃんの歯が生え始めたら虫歯予防にも気をつけましょう。
Q3. 授乳をやめたら赤ちゃんが泣き続けます。どうすればいい?
A3. 一時的なストレス反応は自然なことです。代わりに抱っこやおもちゃで気をそらすなど、赤ちゃんが安心できる時間を多く取るよう心がけてください。
おっぱいをやめるタイミングは一人ひとり違います。「他の人がこうしているから」と焦る必要はありません。大切なのは、赤ちゃんとママが無理なく新しいステージへ進むことです。
「武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科」では、授乳や離乳に関するご相談も受け付けておりますので、不安なことがあればお気軽にご相談ください!
川崎市中原区
アクセス:武蔵小杉、新丸子、元住吉、武蔵中原
武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科
院長 大熊 喜彰
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)