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ビタミンDは骨の成長、強化に重要なカルシウム、リンを維持するために大切な働きをしています。そのため、成長の盛んな小児期にビタミンDが不足すると、成長障害や、骨の変形(O脚)、歩行異常が生じることがあります。このような状態をビタミンD欠乏症、骨の変化がある場合はくる病とよびます。
ビタミンDは食事から摂取するほか、紫外線照射により皮膚でも合成されています。栄養環境が良い現代でも、偏食やアレルギーなどによる食事制限、過度な日焼け対策によりビタミンDが欠乏している可能性があります。
・こどものビタミンD欠乏 リスク因子
妊娠中のお母さんのビタミンD不足状態
完全母乳栄養
食事制限
日光照射不足
・ビタミンDを多く含む食品:魚類、卵、キノコ類など
一緒に乳製品、魚、大豆などでカルシウムを摂取することも必要です。
赤ちゃんの時期から使用できるビタミンD栄養機能食品もあります。
お母さん、お子さんも一緒にビタミンD、カルシウムをしっかり摂取し、骨の健康を保ちましょう。
武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科
小児科医 井澤雅子
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)