ブログ
Blog
Blog
「武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科」院長のくま先生です。
お子さんのトイレトレーニング(トイレットトレーニングとも、通称:トイトレ)、そろそろ始めようかな…と悩んでいませんか? 「なかなかトイレでしてくれない」「他の家はもっと早く終わってるみたい…」と焦ってしまうこともあるかもしれません。
でも大丈夫!トイレトレーニングは、お子さん一人ひとりのペースで進めることが大切です。
今回は、小児科医の視点から、トイレトレーニングを成功させるためのコツをわかりやすくお伝えします。
便秘により排便時に痛みを感じたことがある子やうんちが固いため排便するのに長時間かかる子は、うんちや排便に対して「恐怖」「痛いもの」「大変なこと」といった印象をもってしまいます。このことによりトイレを避けるようになってしまいます。
うんちがコロコロして硬い、うんちをするときに長時間いきんでいてしんどそう、うんちに血が付く、排便時に痛みがあるなどあった場合はまず便秘治療を開始しましょう!
<参考>
当院Blog:「赤ちゃんが便秘気味の時の対処法」
日本小児栄養消化器肝臓学会:「便秘ガイドライン」
一般的に、トイレトレーニングを始める目安は2歳半頃と言われています。
この時期になると、お子さんの膀胱や腸の機能が成長し、ある程度排泄をコントロールできるようになってきます。また、言葉の理解も進み、「おしっこ」「うんち」などの言葉も理解できるようになってきます。
お子さんの様子を見ながら、以下のサインが出てきたら、トイレトレーニングを始めてみましょう。
トイレトレーニングは、お子さんにとって初めての経験。焦らず、楽しく進めることが大切です。
トイレを怖がったり、嫌がったりしないよう、まずはトイレに慣れてもらうことが大切です。
まずは、トイレに座ることに慣れてもらいましょう。
トイレで排泄できたら、思いっきり褒めてあげましょう!
トイレトレーニング中は、失敗はつきものです。
規則正しい生活リズムは、トイレトレーニングを成功させるために重要です。
トレーニングパンツやパンツタイプのオムツは、トイレトレーニングの強い味方です。
外出先でのトイレも、良い練習になります。
トイレトレーニングの完了時期には、個人差があります。3歳頃にトイレトレーニングが終了することが多いですが、4~5歳までかかることもありますし、小学校入学頃までかかる場合もあります。
トイレトレーニングは、お子さんの成長にとって大きな一歩です。焦らず、お子さんのペースに合わせて、楽しく進めていきましょう。
応援しています!
当院の外観写真
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)