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【トラベルワクチン通信】海外渡航者必見!インフルエンザワクチンはいつ打つ?世界の流行時期と注意点

当院の「トラベルワクチン外来」では海外出張、その帯同、旅行、留学などで海外渡航するかたが多く受診されています。

楽しい海外生活の準備の真っ只中、「そういえば、海外の感染症って大丈夫なのかな…?」と、ふと心配になることもあるかもしれません。そうは言っても、渡航先に必要と思われるワクチンをご自身でアレンジするのは難しいと思います。
当院トラベルワクチン外来は、小児も成人も対応していますので、ご家族まとめての対応も可能ですし、渡航先別に最適なワクチンの提案・スケジューリングをさせていただきます。。渡航が決まりましたらお早めにまずはご相談ください。
トラベルワクチン外来はお電話で受け付けております(044-739-0888)。

今回は、なじみのあるインフルエンザワクチンについてトラベルワクチンの側面からお話ししたいと思います。

インフルエンザの流行は世界中でみられます

インフルエンザは日本だけの病気ではありません。世界中で流行しています。

インフルエンザワクチンは、季節性インフルエンザの流行期である冬にそなえて、10月から12月にかけて接種するのが日本では一般的です。しかし、海外渡航を控えている方にとっては、インフルエンザワクチンは一年中考えておくべき重要なワクチンのひとつです。

「インフルエンザワクチンは冬に打つもの」と思っていませんか?

海外へ行く方にとって、その常識は通用しません。なぜなら、世界のインフルエンザ流行期は、日本のそれとはまったく違うからです。

 

1. 南半球のインフルエンザはいつ流行するの?

南半球(オーストラリア、ニュージーランド、ブラジルなど)では、日本と季節が逆になるため、インフルエンザの流行期も逆になります。一般的に5月から9月頃が流行のピークです。

もし、この時期に南半球へ渡航する予定があるなら、日本で冬に接種したワクチンは効果が薄れている可能性があります。渡航前に改めてワクチンの接種を検討することをお勧めします。

 

2. 熱帯・亜熱帯地域はどうなの?

東南アジアや中南米などの熱帯・亜熱帯地域では、インフルエンザの流行期は特定の季節に限定されず、一年中流行していることが多いです。特に雨季に患者数が増える傾向があります。

「暑い国だから大丈夫だろう」と油断は禁物です。渡航のタイミングに合わせて、インフルエンザワクチン接種を検討しましょう。


 

渡航前にはなぜインフルエンザワクチンが必要なの?

インフルエンザワクチンを接種することは、あなた自身の健康を守るだけでなく、周りの人を守ることにもつながります。

 

1. 旅先での体調不良を防ぐ

慣れない土地でインフルエンザにかかると、高熱や強い倦怠感で旅行や仕事どころではなくなってしまいます。特に、高齢者や持病のある方、小さなお子さんを連れての渡航では、重症化するリスクも高まります。渡航前にワクチンを接種しておくことで、感染リスクを下げ、もし感染しても軽症で済む可能性が高まります。

 

2. 医療体制が十分でない地域でも安心

渡航先によっては、日本のようには医療体制が整っていない場合があります。言葉の壁もあり、医療機関を受診すること自体が大きな負担になることも。万が一に備えて、できる限りの感染症対策をしておくことが重要です。

 

3. 感染拡大防止に貢献する

インフルエンザは咳やくしゃみで簡単に人にうつります。渡航先であなたが感染者になってしまうと、周囲の人にウイルスを広げてしまう可能性があります。ワクチン接種は、あなたとあなたの周りの人、そして地域の人々をまもるために公衆衛生上、重要な一歩なのです。


 

予防接種スケジュールは早めに!

トラベルワクチンは、その渡航先によってインフルエンザワクチン以外にもいろいろあります。トラベルワクチンには複数回の接種が必要なものもあり、全て完了するまでに時間がかかります。 例えば、B型肝炎ワクチンは3回の接種が必要で、全て完了するまでに6ヶ月ほどかかることもあります。

「出発直前で焦ってしまった…」なんてことにならないように、海外転勤・帯同・留学等の海外渡航の予定が決まったらなるべく早めに御相談ください。

「まさか自分が…」と思っている方も、海外では予期せぬ感染症にかかるリスクがあります。安全で楽しい海外生活を送るためにも、事前の準備をしっかり行いましょう。

ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。

 

 

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当院のSNSでは、小児科・皮膚科に関する役立つ情報や、季節ごとの病気の注意点などを発信しています。ぜひフォローしてください!

Instagram: 武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科

 

 

武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科の外観写真の画像
当院の外観写真

 

院長 大熊 喜彰 (おおくま よしあき)
記事監修
院長 大熊 喜彰
(おおくま よしあき)

日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務

医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)

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