ブログ
Blog
Blog
12月を迎え、インフルエンザが例年よりも早く流行し始めています。厚生労働省や感染症情報によると、患者数が前週比2倍以上に急増しており、年内にも流行のピークを迎える可能性も出てきています。今回は、インフルエンザの症状や予防対策について分かりやすく解説します。
インフルエンザは、通常の風邪よりも急激に症状が現れることが多いです。主な症状には以下のようなものがあります。
また、子どもや高齢者、基礎疾患を持つ方は重症化するリスクが高いです。具体的には以下のような合併症が懸念されます:
このように、インフルエンザは決して軽視できる病気ではありません。
インフルエンザは、主に以下の2つの経路で感染します:
感染を防ぐためには、次の対策を徹底することが重要です。
インフルエンザワクチンは、感染そのものを完全に防ぐものではありませんが、発症を抑えたり、重症化を防ぐ効果があります。効果が現れるまでに約2週間かかるため、今の時期に接種することがとても重要です。
当クリニックでは、お子様から大人の方までインフルエンザワクチンの接種を受け付けています。予約枠に限りがありますので、接種ご希望の方はお早めにWeb予約をお取りください。
インフルエンザの流行はこれからピークを迎えると予測されています。特に小さなお子さんや高齢者がいるご家庭では、予防策を徹底するとともに、早めのワクチン接種を検討してください。
また、インフルエンザへの罹患が疑われる場合(高熱・咳・関節痛など)はクリニック受診をご検討ください。インフルエンザ迅速検査は発熱から12時間以上(短くても8時間以上)は空けたのちに行いますので、38℃以上の発熱を認めた翌日の受診をお勧めします(苦しそう、顔色が悪いなど重症である場合はその時点での受診が必要です)。
日頃の予防を心がけ、家族みんなで健康な冬を過ごしましょう!何か気になることがあれば、当クリニックまでお気軽にご相談ください。
<参考>
・川崎市HP:インフルエンザ流行状況
・国立感染症研究所HP:インフルエンザ
・東京都感染症情報センターHP:インフルエンザ
川崎市中原区
アクセス:武蔵小杉、新丸子、元住吉、武蔵中原
武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科
院長 大熊 喜彰
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)