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お子さんが熱を出すと、心配になりますよね。「どこか悪いんじゃないか」「どうしてあげたらいいんだろう」「様子見るべき?救急に受診すべき?」と、不安でいっぱいになるお気持ち、よく分かります。
当クリニックにも、「熱が出たんです!」と慌てて駆け込んでこられる方がたくさんいらっしゃいます。でも、大丈夫。お子さんの発熱は、体がウイルスや細菌と戦っている証拠。正しい知識を持って冷静に対応すれば、必要以上に焦ることはありません。
このブログでは、お子さんの発熱時のホームケア、受診の目安、考えられる病気、そして「熱性けいれん」について、日本小児科学会認定小児科専門医の視点から分かりやすくお伝えします。
Geminiで作成
お子さんが熱を出した時、ご家庭でできるケアはたくさんあります。基本は、お子さんが快適に過ごせるようにサポートしてあげることです。
熱が出ると汗をかきやすくなり、脱水になりやすいので、こまめな水分補給が最も大切です。
熱がある時は食欲が落ちることがほとんどです。無理に食べさせる必要はありません。
熱が高い時に、お子さんが嫌がらないようであれば、体を冷やしてあげると少し楽になります。
冷却シートでの冷却効果はあまりなく、おでこに張った冷却シートがはがれて顔に移動した場合は窒息や異物誤飲の可能性がありますので注意が必要です。
お子さんの熱が高いと、「すぐに病院に行った方がいいのかな?」と迷いますよね。もちろん、心配な時はいつでもご相談ください。しかし、すべての発熱で夜間や休日診療に駆け込む必要はありません。
発熱は、さまざまな病気のサインとして現れます。お子さんの発熱で考えられる主な疾患をいくつかご紹介します。
上記以外にもマイコプラズマ感染症、百日咳、川崎病、中耳炎、副鼻腔炎など様々な病気で熱が出ることがあります。ご心配な場合は、遠慮なくご相談ください。
お子さんの発熱時に、突然体がガクガクと震えたり、白目をむいたりすると、「どうしよう!」とパニックになってしまいますよね。これは多くは「熱性けいれん」と呼ばれるものです。
熱性けいれんは、38℃以上の発熱に伴って起こるけいれんのことです。生後6ヶ月から5歳くらいまでの乳幼児に多く見られ、お子さんの10人に1人くらいが経験すると言われています。
落ち着いて、以下の対応をしてください。
これらの場合は、迷わず救急車を呼びましょう。
お子さんの発熱は、親御さんにとって非常に心配なものです。でも、多くのお子さんが元気に回復していきます。ご家庭での見守りが大切ですが、少しでも「いつもと違うな」「心配だな」と感じたら当クリニックにご相談ください。
私たち「武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科」は、お子さんとご家族の健やかな成長をサポートするため、エビデンスに基づいた適切な診療と、分かりやすく優しい説明を心がけています。
お子さんの熱で困った時には、いつでもお気軽にご連絡ください。
【SNSでも情報発信中!】
当院のSNSでは、小児科・皮膚科に関する役立つ情報や、季節ごとの病気の注意点などを発信しています。ぜひフォローしてください!
Instagram: 武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科
当院の外観写真
日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務
医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)