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あれ?熱が下がったらブツブツが…?ママパパ必見!突発性発疹のギモンをスッキリ解決!

お子さんが急に発熱してめちゃくちゃ不機嫌だと、心配になりますよね。ようやく熱が下がってホッとしたと思ったら、今度は体に赤いブツブツが!「これって何?」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

それはもしかしたら、突発性発疹かもしれません。今回は、お子さんがかかりやすい病気の一つである「突発性発疹」について、親御さんが疑問に思うこと、知っておいてほしいことを分かりやすくお伝えします。


 

突発性発疹ってどんな病気?

突発性発疹は、主に1歳前後のお子さんによく見られるウイルス感染症です。だいたい2歳までにはほとんどのお子さんが経験すると言われています。

原因となるウイルスは、ヒトヘルペスウイルス6型と7型というもので、一度かかるとほとんどの場合、二度とかかることはありません。

 

どんな症状が出るの?

主な症状は以下の通りです。

  1. 突然の高熱(38℃以上、時に40℃以上の高熱)
    • これが突発性発疹の始まりです。機嫌が悪いことも多いですが、熱の高さに驚くかもしれません。
    • 熱が上がる前や高熱の最中に、けいれん(熱性けいれん)を起こすお子さんもいます。
  2. 熱が下がってからの発疹
    • 3〜5日ほど熱が続いた後、熱が下がるとほぼ同時に、お腹や背中、顔などに赤い小さなブツブツ(発疹)が出てきます。
    • この発疹は、かゆみがないことがほとんどです。
    • まれに、熱が出ている間にも発疹が出始めるお子さんもいます。
  3. その他の症状
    • 機嫌が悪くなる(特に発疹が出始めた頃)
    • 下痢をする
    • まぶたが腫れる
    • リンパ節が腫れる
    • のどが少し赤くなる

お子さんの症状はそれぞれ異なるため、「うちの子は当てはまるかな?」と不安に感じるかもしれません。心配な時は、いつでもご相談くださいね。

 

発疹が出たら、もう大丈夫なの?

そうなんです!発疹が出始めた頃には、お子さんはもう回復に向かっています。発疹は数日で自然に消えていくので、特に治療の必要はありません。


ChatGPTで作成


 

突発性発疹かな?と思ったら、どうすればいい?

「うちの子、もしかして突発性発疹?」と感じたら、まずは落ち着いて次のことを試してみてください。

 

1. 熱があるとき

  • 水分補給をしっかりと!
    熱が高いと脱水になりやすいので、こまめに水分を与えましょう。母乳やミルク、お茶、イオン飲料などが良いでしょう。
  • 安静に過ごさせる
    無理に遊ばせず、ゆっくりと休ませてあげてください。
  • 体を冷やす
    嫌がらなければ、脇の下や足の付け根などを冷やしてあげると、少し楽になります。
  • 解熱剤は必要に応じて
    高熱でつらそうにしている場合は、医師に処方された解熱剤を使うことを検討しましょう。ただし、熱は体がウイルスと戦っている証拠なので、無理に下げる必要はありません。

 

2. 熱が下がって発疹が出たとき

  • 入浴はOK! 発疹があっても入浴は問題ありません。ただし、お子さんが疲れていたり、機嫌が悪かったりする場合は、シャワーでサッと済ませるなど、様子を見てあげましょう。
  • 保湿を心がける 発疹が出ている皮膚はデリケートです。いつも使っている保湿剤で優しく保湿してあげると良いでしょう。
  • 掻きむしらないように注意 かゆみはほとんどありませんが、万が一掻いてしまうようであれば、爪を短く切っておきましょう。

 

どんな時に病院に行った方がいい?

以下のような場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

  • 熱性けいれんを起こした
  • ぐったりして元気がない
  • 水分が摂れず、おしっこが出ないなど脱水のサインがある
  • 熱が4日以上続く
  • 発疹が出ても、熱が下がらない
  • 呼吸が苦しそう
  • 意識がおかしいと感じる
  • その他、いつもと様子が明らかに違う、ひどく機嫌が悪い

「あれ?いつもと違うな」と感じたら、迷わず受診してください。


 

突発性発疹、予防はできるの?

残念ながら、突発性発疹に対するワクチンはありません。


 

まとめ:親御さんの不安を少しでも減らしたいから

お子さんの急な発熱や発疹は、親御さんにとってとても心配なものです。でも、突発性発疹は多くのお子さんが経験するごく一般的な病気です。適切なケアと見守りがあれば、ほとんどの場合は自然に回復しますのでご安心ください。

もし、この記事を読んで「うちの子、まさにこれだ!」と思った方、あるいは「やっぱり心配だから診てもらいたい」と感じた方は、いつでもお気軽にご相談ください。

ご不明な点があれば、些細なことでも構いません。いつでも当クリニックにご相談ください。


【当クリニックの専門外来】

小児循環器、食物アレルギー、気管支ぜんそく、夜尿、低身長、心臓、赤ちゃんのあたまの形、便秘、腎臓、起立性調節障害、頭痛、トラベルワクチンなど、幅広い専門外来もございます。気になることがあればご相談ください。

 

 

武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科の外観写真の画像
当院の外観写真

 

院長 大熊 喜彰 (おおくま よしあき)
記事監修
院長 大熊 喜彰
(おおくま よしあき)

日本医科大学医学部 卒業、順天堂大学大学院・医学研究科博士課程修了、国立国際医療研究センター小児科勤務、東京女子医科大学循環器小児科勤務

医学博士、日本小児科学会小児科専門医、日本小児科学会指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医、そらいろ武蔵小杉保育園(嘱託医)、にじいろ保育園新丸子(嘱託医)

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